暇つぶしに本屋さんをウロウロ。
またまた面白い書籍を見付けました。
志村史夫さんという工学博士による
古代の技術を解説した本です。
志村さんの専門は半導体の結晶。
つまり現代の最先端とも言える
素材を研究されている訳ですが
古代を自然科学のアングルで覗くと
色々なものが見えてくる・・・・・・・
特に「古代日本の超技術」で述べられている
日本が得意としてきた‟素材”の分野。
これには目を見張るものがあります。🤩
書籍の内容は日本の古代技術を
七つの分野に分けて解説しており
その内の4つが法隆寺と薬師寺に関連します。
法隆寺と薬師寺と言えばこの方でしょう!↓
宮大工棟梁の西岡常一さん。
お寺が好きな方には有名なオッサンですね。
西岡さんは代々法隆寺の宮大工で
生まれ育ったのも西里という集落で
法隆寺と藤ノ木古墳の間に位置します。
聖徳太子は大工さんの信仰を集めてきました。
法隆寺の宮大工には飛鳥時代に遡る
さまざまな技術が継承されているのでしょう。
そしてそのエッセンスは正に
‟自然との共存”だと強く感じました。
という訳で古代建築が気になり始めたオヤジ。
こうなったら読むしかないなぁ~😲
この本・・・・・↓
いや~、もっと早く読めば良かった!😍🤩
西岡さんの事は以前から知ってはいましたが
これ程凄いとは思っていなかった。
ここまで突き詰めれば
信仰であり、哲学とも言えそうです。😲
そもそも寺院建築は渡来系の文化、
しかし日本の気候や風土に合わせる事で
木造建築が1,400年近くも生き残っている。
檜は日本と台湾の一部に分布します。
日本では古来より‟真木”と呼び
特別視してきました。
でもこの本を読めばその理由が良く分かる。
檜無くして法隆寺も薬師寺も存在しない。
今、オヤジの頭の中は檜でいっぱいです。
次回は今迄法隆寺と薬師寺で撮影した画像で
‟西岡哲学”をザックリとご紹介します。
それにしても、凄いよ!! ホンマに。😀