ある牧師のことば
ちなみに私が、まだまだ自分に自信がなかったのに、
自己肯定感の問題があったのに、
“与えよう”って、奉仕をスタートできたのには、ある人のことばがあった。
その人は、牧師で、さらに福祉の働きもしている人だったのね。
んで、その人は生い立ちがとっても複雑で、戸籍もなく、水道や電気もないような家で育ったって言ってた。いろいろあって荒れたりして、ずっと読み書きもよくできなかったって。(今では結婚して、素敵な家族と生活してます)
その牧師はこう言ったの。
「私はいやされたから人を助けているのではありません。
人を助ける中で、私自身がいやされているんです」
それを聞いたとき、私は自分がまだまだ人を助けられる力なんてないって思っていたけど、“与える”なんてできないかもしれないけど、それでも、やっていいんだって思ったんだ。
始めていいんだって。
たしかに、自信をもって「与えられるぞ!」って日は来ないだろうなーって予感もしていたから、与える中でいやされる(受け取る)っていう発想はびっくりだったけど、うれしかった。
そうして、私は自分が中高生のときがすごく大変だったから、その世代の子たちに関わりたいって前から思っていたんだけど、勇気を出して、夏の貴重な仕事休みや時間を与える、という実践をスタートしたのでした。