チワワの蘭丸と飼い主蘭子の日々のらくがきです。
【CHICAGO 宝塚OG Ver.】
あーもう千秋楽が来てしまった。残念だ。
ステージ上にオケピ。
ナンバーとダンス重視のシンプル演出。
衣装も黒、余計なモノを全部削ぎ落とした所が魅力で、実はそれが一番大変。
衣装で身体のラインをごまかせない、究極のシンプルが身体。
フォッシースタイルはズバリ筋肉と曲線美。
今回、キャストは色々な組み合わせがあり、舞台の上に物語があって、役の感情がある。
与えられた同じ動きを全キャストきっちりやってるのに、役者によって全然違う。
ハッキリと決められた様式があっても、演じる人によって滲み出るエキスが違う。
型が決まっていれば決まっているほど、その人本来のものが出てくる。
だから、観てるこちらも感じ方が変わる。
ヴェルマとロキシーだけでなく、監獄に入れられている女性達が人間としてどこか凄くピュア。
そりゃ殺人は論外だけど、そこはお芝居ってことで置いといて、苦境にあっても絶対に諦めず、使えるものは全部使って生きていく。強く、賢く、キュートでセクシー。自分の招いた事とはいえ、逆境に負けてない、自分への愛もある。
ピンチって降りかかることもあるけど、その原因は自分が作ることが多い。
その時にどうするか。それがCHICAGO。
Bunkamuraでの初演から一昨年、今回と何度も何度もCHICAGOを観て、今回やっと意味がわかったというかエンタテイメントの楽しみだけでなく奥が深いな〜って思った。
OGのシカゴとはいえ、普通のOG公演とはチョット違う。
宝塚は“夢の世界”を作り上げるところ。男役は女性が演じる理想的な男の格好良さを追求した姿。
でも『シカゴ』の男役はリアル。宝塚であって宝塚じゃない部分の表現を宝塚OGだからこその方法で演じるのも魅力。ややこしいけどね。
CHICAGOの中で最も好きなシーンは、ロキシーが腹話術人形と化すナンバー
♪We Both Reached for the Gun♬
峰ちゃんの早口、腹話術、しぐさが素晴らしい。
峰さを理、ホント素敵だった……。カラッとした明るい色気、チャーミングなジェントルマン。
子供の頃、3番手くらいだった頃から観てて、退団後は大劇場で主役張れる人ではなかったけど、1つの道で精進すれば、こんなに大きなご褒美(成果)が貰えるんだなーと。
常に次の舞台が決まってるワケじゃない仕事。安定感のないなかで長く続けるって凄いことだ。
姿月あさとのビリー。この役に関しては合っているとは思うけど、最近表情に乏しい気がして。
歌は上手いし、格好いいし。姿月あさとカラーというかクセがないのが逆に個性なのか。
安定感はある。
湖月わたるのヴェルマ。
このヴェルマが私の中のベスト。
和央さんも見たんだけど、湖月さんのヴェルマは明るくて人の良い感じ。
身体が大きいからだけじゃない、ダイナミックなダンス。
宝塚100周年でOG公演が多くて、最近の公演はただの懐かしシリーズじゃなく、新しく作りこまれたとってもハードなダンスがあって、湖月さんのパフォーマンスの凄さは知ってたけど、今回はダンサーとしてだけじゃなく表現がヴェルマそのもの。振り切れてた感じ。
大和悠河 ロキシー
前回との本人比ではあるが、予想外のレベルアップ。
歌もダンスも芝居も上手くなってる…! いや、普通に上手い!
テレビなんかで出る浮世離れしたキャラクターの印象が最近強いけど、そこはタカラジェンヌ。
やればできる子。
今、宝塚トップとして見たかった。
ママモートン 初風諄
初めて宝塚を観た時の王妃様。
8歳の私に衝撃を与えた王妃様。
♪When You're Good To Mama
今日も歌で監獄(客席)を支配してた…
少し足がお悪いみたいなので、いつも舞台見ると個人的な感情で心配しちゃうのだけど。
だから、それほど動きはないけど存在感があり母性があり、貫禄がある。
終盤、ヴェルマと掛け合いで歌う場面がいい。
杜さんのママは母性というより慈悲深い感じで。
貫禄では初風さんに負けるけど、包容力と歌で魅了。
エイモス 磯野千尋。
存在感がなくずっと無視され、愛する妻には裏切られ、皆からガン無視される男。
この存在感のなさを観客に非常に印象づけて存在感バッチリ。
客席に背を向け、手を降りながら退場の音楽もなく一人寂しく去っていく姿が格好よかった。
もし、大浦みずきさん存命なら、ビリーが大浦さんで同期共演なんてあったのではないかと思ったりした。
トップレディース 星奈優里ちゃん
初演からずっと同じ役。腹筋割れてた!
ハンガリー語、大変だよねー。
色々な役もあって楽しい。美しいし、動きもさすが。
秋に同期の風花さんと出演のbolero…楽しみにしてます。
それと黒一点の岡本知高さんのソプラノ、素晴らしい。
その他、裁判の場面での真波そらちゃんとか、キティの蒼乃夕妃ちゃんとかメインキャスト以外にも隅々までCHICAGOスピリットが注入された素晴らしい舞台でした。
終演後のNY公演の上映会も感動的で。
世代を越えたタカラジェンヌのチカラと誰も凹んでない前向きな登場人物の世界観を眼にして、元気を貰いました。
THE Sparkling Voice〜10人の貴公子たち〜
舞台の上にオケがあり、センターにシンプルな装置と皆さんシンプルな衣装で、登場しては歌うだけの演出。
でも、今回はコレで成功。
歌い手の魅力に引き込まれたから。
5日間で8公演、東京のみなのは、もったいなさ過ぎる。
演出の荻田先生…31曲欲張ったね~。
いいぞ、いいぞ、もっとやれ~。
普段あまりこの言葉使いませんがこの舞台「やばい!」
鳥肌……一路さん、香寿さんの「闇が広がる」。一路さん、登場したらもうトート閣下降臨。
涼風さんの「グランドホテル」キャー、サヨナラ公演の曲がまた聞けるなんて。
そして最後に鍵を取り出したっ!! ニクイ演出だこと。
春に赤坂ACTで上演されることもあるのかな、退団後初じゃないの?舞台で歌うのは。
姿月さんの「時が来た」も良かったが、なんといっても香寿さんの「ブイドイ」は圧巻。
クラシックの男性陣5 人組、LE VELVETS
宝塚OGの5人組。
男女歌の逆転もあって楽しい。宝塚組は今回全員男役にキー。
セットリスト
<Act1>
01 「ひとりはみんなのために」『三銃士』(全員)
02 「なぜあなたは王妃なのか」『マリー・アントワネット』(涼風)
03 「The Music of the Night」『The Phantom of the Opera』(姿月)
04 「レベッカ」『レベッカ』(LV)
05 「皇后の務め」『エリザベート』(LV)
06 「闇が広がる」『エリザベート』(一路/香寿)
07 「キッチュ」『エリザベート』(真琴)
08 「勝利への道」(LV)
09 「君はわが心のすべて」『微笑みの国』(一路)
10 「遥かな愛」『カヴァレリア・ルスティカーナ』(姿月)
11 「僕こそ音楽」『モーツァルト!』(香寿)
12 「Illusion~或いは希望~」『マリー・アントワネット』(涼風)
13 「ADAGIO」(LV)
14 「見果てぬ夢」『ラ・マンチャの男』(真琴/全員)
<Act2>
15 「Cool」『ウエストサイド・ストーリー』(涼風/一路/真琴/香寿/姿月)
16 「America」『ウエストサイド・ストーリー』(LV)
17 「Someting’s Coming」『ウエストサイド・ストーリー』(真琴)
18 「女神よ 今夜は淑女でいて」『ガイズ&ドールズ』(涼風)
19 「時が来た」『ジキル&ハイド』(姿月)
20 「地獄に堕ちろ!」『モンテ・クリスト伯』(黒川)
21 「神よ 何故?」『ミス・サイゴン』(佐藤)
22 「ブイ・ドイ」『ミス・サイゴン』(香寿/LV)
23 「僕は怖い」『ロミオ&ジュリエット』(一路)
24 「名もなき男」『ルドルフ ザ・ラスト・キス』(日野)
25 「グランド・ホテルで/眺めの良いテーブル」『グランドホテル』(涼風)
26 「君住む街」『マイ・フェア・レディ』(宮原)
27 「One Song Glory」『RENT』(真琴)
28 「始まっていた」『シャーロックホームズ』(一路)
29 「星よ」『レ・ミゼラブル』(佐賀)
30 「彼を帰して」『レ・ミゼラブル』(姿月)
31 「明日への道」『ルドルフ ザ・ラスト・キス』(香寿/全員)
32 「ひとりはみんなのために」『三銃士』(全員)
LE VELVETSの「勝利への道」
この歌詞、泣きそうになっちゃった。
歌詞はそのまま書けないので、要約すると
転んだら起きればいい
涙流したら拭えばいい
絶望の中には希望がある
やめるわけにいかないから
信じた道をひたすら進もう
タータン中心に全員での「明日への道」
これ、昨年の帝国ホテルのディナーショーでも歌ってたけど、ウルウルした。
こちらも要約
時代を変えるのは人の意識
信じる強さは力になる
迷いも不安も脱ぎ捨てて立ち上がろう
世界を変えるのはこの一歩から
懐かしい方々の歌声に癒されて、新たな気持ちで2月を迎えます!
素敵な時間をありがとう!
LOVE & DREAM
今年の観劇始は星組さんから。
第1部はディズニーの名曲、第2部は宝塚の名曲で構成されたショー。
ディズニーと宝塚って合う。
それも、これも歌唱力あっての事だと実感。
椅子からズリ落ちそうになる歌唱が多い昨今、
「安心してください!歌えますから!」っていう舞台でした。
第1部 Sings Disney
ディズニー曲を歌いまくる1部は、ディズニーの世界を宝塚が表現するとこうですよ!みたいな感じかと思っていたけど、それとは少し違った。
幕開き、北翔さん扮する夢先案内人?の車掌が、夢を見た事がないという妃海さん扮する少女を夢の旅に誘うところからスタート。
これって、数年前のOG公演「DREAM TRAIL」みたいな世界観。
曲のメインメロディーがヒロインパートなので、あらためて思ったのですが、ディズニーはヒロインメイン、宝塚は男役メイン。
だから今回は娘役さん大活躍で、こういうのもいいね。
曲は、すごく沢山あったのですが、ざっと印象に残っているところで(カタカナでごめん)
♪ハイ・ホー
♪ミッキーマウス・マーチ
北翔さんが頭の上に手をやってミッキー作りながら踊ってたのが意外とかわいい。
♪ビビディ・バビディ・ブー
♪小さな世界(イッツアスモールワールド)
♪ユール・ビー・イン・マイ・ハート
♪いつか王子様が
♪愛の芽生え(美女と野獣)
♪彼こそが海賊
パイレーツオブカリビアン風の衣装で歌うのが結構長め
北翔さん痩せましたね、この衣装のせいなのか細っ。
♪パート・オブ・ユア・ワールド(リトルマーメイド)
これ、昨年のスーパーギフトで森奈みはるさんが歌ってて。
何て言った? あぁ、足…ヒレじゃ 遠くへ行けない
足がいるわ 踊ったり散歩したり…
どこを歩くんだっけ?…道
歩いて走って 日の光浴びながら
自由に 人間の世界で
ここが特に好き
♪メインストリート・エレクトリカルパレード
♪チム・チム・チェリー
♪ホール・ニュー・ワールド
♪レット・イット・ゴー~ありのままで~
妃海さん、ミュージカル女優みたい!
素晴らしい表現力でした。
第2部 Sings TAKARAZUKA
ここ数年100周年でOGショーが多くて、OGショーの現役版(表現がおかしい?)的な感じで、すごくよく纏まっていました。宝塚名曲ダイジェストって感じ。
古い歌も多くてね。
ブラックジャックの「かわらぬ思い」、華麗なるギャツビーから「朝日の昇る前に」、誰がために鐘は鳴るから「幸せの鐘の鳴る日」
自分的なツボ。
コレ全部最近再演されたけど、私が思い出すのは安寿さん、杜さん、鳳さんだからね。
ノバ・ボサ・ノバの「シナーマン」もよかったけど、やはりこれは難しい歌なんだなぁ。
耳に安奈さんの歌がこびりついている。
あっ、でもこの頃は子供だったからね。
「うたかたの恋」も良かったし「世界に求む」では昨年爆睡したことを思い出し凹む。
「薔薇のタンゴ」「君はマグノリアの花の如く」「白ばらのひと」……前奏が流れるだけで、
知ってる、知ってるの連続。
「セ・マニフィーク」は鳳さんのテーマソングなので、誰が歌っても不利だね。
でも、とっても大満足でした。
夢の国が2つ重なるとこんなに素晴らしいのか!
余談ですが……
この公演で販売しているペンライト、¥2,000です。
いい商売してますね、クリエイティブアーツさん!
これ、面が光っているワケではないのだ。
そしてピンクとブルーのLEDも、せめてもう1段階入れて自動で替わるようにスイッチ作ろうよ。
手動切替の方が不良が少ないのはわかりますよ、中国製ですからね。
私はこういう商品7年作りましたから、構造も中開けなくてもわかってます。
今回、体調不良で昼食後、開演前もすごく具合悪くて、皆さんに先に行ってもらいました。
開演5分前にやっと席まで行ったら、妹さんが「ペンライト買っておいたから」って。
2個も買ってて……姉妹で来てるんだから1個でいいだろっ!って思った。
値段聞いて、また具合悪くなった。(笑)
私がこういうの作ってたの知ってるくせに、皆さん1人1本買ってたからって、ホント…場に流されやすい妹さん。
「一緒に振った方が楽しいじゃん!」って。
舞台が素晴らしくて、体調はすっかり回復しましたが、このペンライトだけは納得いかないねぇ。








