側から見てれば面白いし

ノリの良さもサイコー。

ただ、、、、、

自分の彼氏としては、なぜかピンとこない。



いやいや、、今までピンと来て上手くいったためしがないじゃないかw

行動が読めないのは面倒だけど、

これほど望んでくれてるんだ。

流れに乗っかってもいいんじゃないだろうかw




それに 、

このクセ強めなオトコ。
アガベの母親の攻撃に耐えた唯一の男w

何を言われても、何をされても

ピクリとも反応がないw




逆にアガベが仕事で帰れない時には

アガベの母親の家に行っては

やれ何か食べたいー。

やれお風呂はいりたいー。

といいように母親を使い倒した。



そのうち母親も情が出て来たのか

それとも、、母親の好きな和菓子や食材を

山のように持ってくるのが気に入ったのか、、

アガベより母親と仲良くなっていた。



そしてアガベが帰ると



「ささ、、早く座って!!

これ食べなさい!!あれも食べなさい!!

あ、、お母さんアガベのビール持って来て!」


と、まるで自分の家にアガベを招待したかのように世話を焼く。


「はいはいはい〜」

と母親も踊らされてるw





付き合いが長くなってくると、


アガベが母親や1号達と

ご飯を食べはじめた頃に、




さぁ、、今日はすき焼きだよ!



と材料持参でやってくる。



見たらわかるだろ!

もうすでに食べはじめてるんだ!!

と言うアガベに



そんな粗末な食事は片付けなさい ʅ(◞‿◟)ʃ

今日はみんなですき焼きだから!



みんなの前のおかずを撤収していく。

まるで酔っ払って帰ってきたお父ちゃんw




いや、、待ってよ!




だめだめ!!

待てない。今日はみんなで楽しく

すき焼き食べたいんだ。

とりあえずみんな箸おいて!


本当に片付けたなw




仕方ない、、さて、、、

作るか・・(;´д`)はぁ〜・・・




だめーー!!

僕がやる!!僕がやりたい!!




はいはい(;´д`)

あーーメンドーだな。




こんな事が度々あったんで

いつも

来ないうちにさっさと食べちゃおう!!

とみんなで慌てて食べたw




アガベの逆鱗に触れて何度か

出禁になったりしながらも、

1週間もすると何事もなかったかのように

出戻ってきて

20年以上お付き合い出来た。




せっかちなくせに決して慌てたそぶりは
見せず
忙しかっただろうけど、いつも飄々としてる。

アガベも見習う事が多かった。




自分の仕事の話はしたこともないくせに

アガベの仕事を最優先に考えてくれて

時々アドバイスもくれた。




マイペースで独特な時間軸や、

自分に関係する人以外には

無頓着過ぎるところがあったし

とにかくお酒が欠かせない人だったけど




アガベが病気で入院してる時は

病院には怖くて来ない薄情もののくせにw

家で母親や1号、ペットの犬を踊らせていた。




たぶん彼は

アガベが一番望む事をやったつもりだろうが

母親と1号の大忙しは想像に難くないw




だけど


アガベの大切なものを

大事に思ってくれる事には

いつも感謝した。




お正月、アガべが家族で初売りに出かけて

帰ると、

自分で買ってきたオードブルをツマミに

ベロベロになった彼が

ドロドロになって居間のコタツで寝てる・・・。




もしかして、、、

この家の本当の住人は

彼なのかもしれない・・・w



なんとも不思議な感覚にさせるオトコだった。