お腹がすいて1人ぼっちの回転寿司




カウンターにて食事中!




知らないお母さんから「これどうぞ!」と




そして、紙切れを一枚差し出された




「あっありがとうございます!!」と頂いてしまった…




何やら引換券らしい…




割引だったら嬉しいと、少しだけワクワクしながらお会計カウンターへ!




入店した時とは違い待ちの客がズラリと並んでいた!



それもイライラしている家族連ればかりだ



まるで、食事を終えて出て行く客に「さっさと出て行け!」

「おせーよ!」と、言わんばかりに先客を悪視している




そんな緊迫した状況の中

自信満々に先程頂いた紙切れを



会計のお姉さんへ渡した瞬間




「ご当選おめでとうございます」との大きな声




その声を聞いた大勢の待ち客は

会計カウンターにいる僕へ視線を向けたのを感じた




張りつめた緊迫感が解け

待ち客も何を当選したかと期待が膨らんだみたいだ



もちろん大勢の視線と夢に形を変えた緊迫感を

背負った僕の心も期待が膨らむのである




お姉さんがカウンター下から取り出した物




某寿司屋オリジナルキャラのシールホルダー

たる物



・・・。



客も・・・。




だいの大人が皆の期待と夢を背負って貰う物ではない

と思った瞬間


客たちも微妙な空気を漂わせたのである



しかし、気を使う事に関しては世界的スーパースターな

僕は、カウンター越しの会計お姉さんに気を使い

まるで、海外旅行が当たった様に照れながら

「ありがとう」と言ってみたのだが



待ち客達の「えっ、嬉しいのあれを貰って・・・。」

的な小声を背中と心にぶち当たりながらも堂々と外へ



そして、僕はヒラメキと同時に悟った



あの笑顔満々のお母さんはこの大事故を避けたくて

僕に渡したのだろうと・・・。






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そして、僕の心は悪に染まる妖しい笑顔へ

変貌して心に誓うのである



次、行くことがあり、この引換券が当たったら

僕も誰かに譲るとすることにしよう。




きっと、喜んでくれるだろうから・・・。




その時の僕はこのシールホルダーを

わきに挟みながら妖しい笑顔で・・・。




ケッケッケΣ\( ̄ー ̄;)




ほな





Ranma