こんにちは。
旅行前夜で、仕事を終わらせるためにてんやわんや…😅
さて、昨日のブログで、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメについて書きましたが、
なんとなんと、千葉県の安房神社のお写真と、桜島のお写真をいただけました😭
※桜島
さて、わたしたちが住む国は日本🇯🇵ですが、
この日本という国と、古代から存在している神社の位置には大きな関係があります。
まず、日本列島は火山帯と大陸プレートの影響で、定期的に地震にみまわれること😭
なのに、古社といわれる2000年以上前から、同一の場に鎮座している神社は、こういった災害の直撃はあまり受けていないこと、
そして縄文時代からの日本の人々は、こういった「聖地」を知っていたこと、ですね。
※千葉県の安房神社⛩
そう、この日本列島は、新潟から静岡にかけて横断している「フォッサマグナ」と呼ばれる溝によって、東西に真っ二つに分けられています。
北は糸魚川から、南は富士川に続く裂け目があり、真ん中に諏訪湖を通るのです。
おそらく、古代でもなかなか通り抜けができないエリアであり、風土や生態系もここでガラリと変わっております。
そして、日本列島を関東から九州まで縦断しているラインが中央構造線ですね。
世界第一級の断層と言われており、この線上にずらりと古社が並んでいるのです。
※中央構造線とフォッサマグナ
鹿島神宮
氷川神社
香取神宮
成田山新勝寺
諏訪大社
秋葉神社
豊川稲荷
伊勢神宮
春日大社
大神神社
高野山金剛峯寺
高千穂…
さて、この日本には超スーパースターが二人もいらっしゃいます😅
ひとりは聖徳太子、
そしてもうひとりは四国が生んだスーパーヒーロー、弘法大師空海さんです。
※弥山本堂の空海像
この空海さんは、香川県の讃岐生まれで、本名を佐伯真魚と言います。
わたくしも、高校を卒業してから、広島に移住するまで、ずっと空海さんの故郷で育っておりました😅💦
そう、古代佐伯氏の家で生まれており、この佐伯氏は広島の安芸の厳島神社で代々世襲をしている宮司、佐伯氏と同族なのですね。
よって、広島は「佐伯」とつく地名がとても多いのです😅
広島市には「佐伯区」があるのですが、宮島の弥山は空海さんが開山している、という言い伝えがあるのも最もなのです。
なお、九州の住吉神社も佐伯氏が宮司をしておりますよ。
この空海さんには、ひとつ言い伝えがありました。
それは、
「水銀中毒だった」
という噂ですね。
日本列島を分断している中央構造線というのは、単なる断層ではなく、そこでは「辰砂(しんしゃ)」が採れたのです。
さて、辰砂(しんしゃ)と言われても、ぴんと来ない方も多いと思われますが、これは硫化水銀と呼ばれる鉱石です。
なんと別名、「賢者の石」。
ドラゴンクエストでも出てくるアイテムですね😅💦
丹とも呼ばれます。
丹とつく地名は、恐らくこの鉱物が採れていたのです。
縄文時代の人が顔に赤い文様を魔除けとして書いていましたが、あの顔料は辰砂なのです。
そして、この辰砂は、別名でこう呼ばれておりました。
朱砂(しゅさ)
ですね。
※そうだ!
スサノオというのは、この「賢者の石」から名前を取られているのです。
スサノオ、
朱砂の王、
朱砂は良質な硫化水銀を砕いたもので、瑪瑙の斑点になる部分を言います。
おそらく、スサノオはこういった鉄や鉱物の錬金術、練丹術を知っていたのだろうと思います。
黄金の国ジパング
と言ったのはマルコ・ポーロでしたが、そもそも日本は遣隋使の時代から、大量の砂金によって、貿易の支払いをしていたのです。
まさに、「日本は黄金の国だった」、
つまり、そういった言い伝えが古来からあって、それは真実であった、ということなのです。
それのネットワークを築いたのは、誰だったのでしょうか?
そう、日本は火山列島なので、良質な鉄や金、銀、鈴、丹(辰砂)が採れるのです。
魏志倭人伝でも、「邪馬台国は丹が採れる」と書かれていますが、この丹は漢方などの薬にもなるし、防腐剤や防水剤にもなり、船の原料ともなるのです。
さて、天孫族の祖、ニニギノミコトはコノハナサクヤヒメと結婚をして、生まれた山幸彦は豊玉姫と結ばれました。
そう、天孫族は海人族と婚姻をして、勢力を拡大していったのですね。
なお、コノハナサクヤヒメは南九州のお姫様だったのだろうと思われます✨
海を制するものは日本を制する、
船で航海できるものは、日本を行き来することができる、
というわけなのです。
京都の丹後があまりにも歴史上で重要になるのが、あそこが日本海から瀬戸内海、そして琵琶湖にいたるまで川をくだって行き来できるからなのです。
この空海さんですが、高野山奥の院は、「丹生都比売」から譲られている、と言い伝えられております。
伊勢と、吉野と、高野山は、直線上で結ばれるのです。
これは中央構造線の辰砂の鉱脈に沿っている、のですね😆
空海さんは中央構造線上で生まれて、四国で青年時代は修行しているので、こういった「水銀」についての知識を持っていたのではないか、と思うのです。
そう、それは単なる鉱物だったのではなく、ネットワークの要でもあった。
だから全国に「丹」という地名が残っているのですね。
空海さんが生まれた香川県の善通寺の、真東の直線状に、高野山は建っています。
交易の取引でも使える鉱脈は、邪馬台国の時代から、いや、スサノオの時代から取引の材料として扱われていたのでしょうか。
辰砂は金の精錬、メッキの製造などでも使えますからね😆
なお、伊勢と吉野と高野山の直線状に、徳島県、「古代阿波国」はあるのです。
ここで近年、「邪馬台国は徳島県なのではないか」という説さえ上がるような古い遺跡が発掘されております。
なんと、卑弥呼の墓だと伝わる箸墓古墳よりも古いのです。
徳島県には「吉野川」と呼ばれる一級河川があります。
奈良県にも「吉野川」と、名前が変わる川がありますよね。
もしかしたら、徳島県には、何か大きな秘密が隠されているのかもしれません。
カゴメカゴメ
カゴノナカノトリハ
イツイツデヤル
ヨアケノバンニ…
四国で生まれ、四国の山岳地帯で修行をして、唐に渡り、密教の奥義を体得して、正当な密教の継続者になった空海さんは、古代佐伯氏の家で生まれた天才だった。
そして、
彼が育った古代佐伯氏は、瀬戸内海交通網の要だった。
日本は山がとても険しく、陸のルートで往来するには、車がない時代、とても困難だったのです。
しかし水路を使えば、山の奥と海の近くが結ばれることができる。
海洋民族の手段は、だから「船」だったのです。
海を制する者は日本を制する。
「ヤタガラス」というのは…
「水先案内人」だったのかもしれませんね。
※鬼滅の刃より
徳島県の「邪馬台国」には、オオゲツヒメの古社が多く残されております。
オオゲツヒメは、スサノオに切り殺された、と神話が残っております。
というわけで、ある意味、「朱砂の王(スサノオ)」は、
もしかしたら、
「鉱山を制したもの」
だったのかもしれないですね。