手話通訳者が現場を経験するということは


基本的には

成長につながっていくはずですが


やはり例外もあって


それは

一つ一つの仕事に

どれだけ真摯に取り組んでいるかに

関係しています。


企業や自治体に雇用されている以外

地方の

普通の登録手話通訳者の方々には

少し想像がつかないかもしれませんが


年間200〜300件もの件数をこなしている

手話通訳者は少なくありません。


つまり

午前、午後、夜間、

月〜日、色々な仕事があります。


企業依頼も多いのですが 

大体は資料等は

前日くらいに大量のバラエティにとんだ内容が 

データで送られてきます。


ちなみに

資料がない時も

もちろんあります。


つまり

ゆっくり時間をかけて

事前に準備するなんてことは

不可能なんです。


次から次へ

仕事におわれているような面もあり、

前日に必死に

翌日の仕事の資料読みをする

なんてことは

日常茶飯事だったりする訳です。


だから

多分、すごいタフな仕事だと言えます。


ところがです。


そんな厳しい世界なんですが

全然へっちゃら〜

私は疲れたりしないという

ド脳天気な通訳者もいるんですね。


常々

すごいなあ(呆れる感じで・笑)と思っていたら

先輩から事情をきいて納得しました、


脳天気な手話通訳者ドヤミさんは

根拠のない自信に満ち満ちていながら

技術、動き方共に残念過ぎるとは

一緒に仕事をした先輩や通訳仲間たちから

聞いていましたが…


そもそも

事前資料をほとんど見てこないとのこと


先輩曰く


“まあ、それがドヤミさんの生き方なんでしょうね、

  何も事前に準備をしない、技術は上がらない、

   負のスパイラルに気がつく力もない、

   彼女にはもう何も言えないわ~”  


たしかに

間際になってくる

大量の資料

頭に入ったような入らないような

ことも多々ありますが

そこはやっぱり頑張らないとね、と

私たちプロの手話通訳者ですから。



弛まぬ努力をする力が

成長へとつながるのは間違いないことです。



日常の他のことは

そんながんばる必要はないけど


仕事には

いつも真摯に向かう 

自分でありたいと思います。