コロナ禍で

すっかり友人と会う機会もへり

お茶や、お酒を飲むということも

ほとんどありません。

 

コロナが収束したら

会おうね、飲もうね、と

何回、口にしているかしれません・・・

あぁ~待ち遠しいなぁ

 

そういえば

こんなことになる

ちょっと前の話しです、

 

久しぶりに昔からの友人とお茶をする機会がありました。

本来なら女2人で酔いどれたい思いもありましたが

残念ながら、数時間後には会議出席を控えていたため我慢(えらい!笑)。

お互いの近況を話す中、その流れで

昔、彼女がとある団体から表彰をされるという話があったのだけど

断固として拒否!断ったという話を聞くことになりました。

 

その団体とは「〇〇〇〇〇を育てたお母さんをたたえる会」

ご存知ではない方が多いと思いますが

とある政治家や皇族との関わりがあるようで、時々メディアにとりあげられて

YouTubeで検索したりすると皇族の方が手話で挨拶している画像がすぐ出てきます。

そして、毎年、全国のろう学校、親の会等、関係団体の中から

なんか頑張った?感のあるお母さんが推薦され表彰されるらしいです。(友人曰く)

 

表彰の話を蹴った友人の弁は以下の通り

‘子を育てるのに、聞こえる、聞こえないは関係ない、私は普通に子育てをしただけ

 子どもを育てるのは親の義務だから当然のこと

 なぜ、耳の聞こえない子を育てた親だけを表彰するのか

その考え方がおかしい!善意を装う差別だと思う

そんな団体から表彰なんかされるなんて、まっぴらごめん!

 存在自体に憤りを感じているし、なくなってほしいと思っているわ~!!’

と江戸っ子気質の‘怒れる才能と実行力’を持つ彼女

戦争反対を訴え英女王に勲章を返還したジョンレノンを連想したのでした。

 

ちなみに、友人に初めて出会ったのは

1995年の東京都の手話通訳者養成講習会の場でした

  今は成人されていますが、当時、お子さんが反抗期真っ盛りという事でした。

講習会の後、時折、開催される懇談会で色々な話をした記憶があります。

友人よりも年下の私ですが、何かを言ったらしいんです。

(本人はよく覚えていない・・・)

‘新子ちゃんのさりげない言葉が励ましになり、気持ちが救われたんだよ~’と

良き仲間として長い付き合いになったきっかけを聞きました。

あの当時は今よりもっと何も知らないくせに生意気でダメダメだった私

励ましになったと言われても気恥ずかしい・・・、むしろ

どんな立場の人からの言葉もきちんと聞く姿勢、彼女の度量の大きさが素晴らしい。

 

あらためて彼女の言葉

‘子を育てるのに、聞こえる、聞こえないは関係ない’

 

‘善意を装う差別’という言葉を反芻しています。