結婚式に限らず
冠婚葬祭の手話通訳は
本当に千差万別でマニュアル化するのがなかなか難しい面があります。
かなり前になりますが
全通研の熊本支部が作成した
手話通訳者の心構え?のような冊子に
冠婚葬祭の手話通訳についての記述があったと思いますが
その他
冠婚葬祭の場面ごとの教則本のようなものは
ないような気がします。
もし、私が知らないだけで
存在していたとしたら、ごめんなさいm(__)m
では結婚式の手話通訳の多様性について
考えてみたいと思います。
結婚式の手話通訳は
冠婚葬祭の中でも多いほうかもしれません。
しかし、どれ一つとっても同じという事はほとんどありません。
たとえば、依頼者がどういう立場であるか?
参列者が何人位か、
参列者はどういう人たちか、聞こえない?聞こえる?
コミュニケーション方法は?
結婚式の内容はどうか、披露宴の方式は?
仏前式か、教会か、
また依頼者の希望、会場の様子、その他諸々の事情で
通訳の仕方、内容など
変わってきます。
具体的な例で言えば
依頼者が新郎、新婦の場合、でも
どちらとも聞こえない人
どちらかだけが聞こえない人
聞こえない人が手話だけの方、発声もされる方
又は、依頼者が
新郎新婦の家族
家族も、両親のどちらか
兄妹、親せき、など
またその場合、どの位、露出度があるのか
挨拶、祝辞、など色々な挨拶があるのか
ただ参列するだけなのか
参列者のうちに手話通訳が必要な方がいるのか、いないのか
いたとしたら、何人くらいなのか
披露宴での役割はどうか?
何かスピーチや余興などはあるのか、
本当に状況が様々なのです。
依頼者が参列者の一人という事であれば
そう大がかりなことはなく
あまり違和感のないように気配りしながら
手話通訳を実施するという事ですので
やけに大変なことがある訳ではないのですが
一番、責任重大なのは
やはり新郎新婦からのご依頼の時
参列者にも聞こえない方が多い時でしょうか。
これは相当に気合いを入れます。
良くも悪くも(笑)
アクシデントはつきものですが
一生に一度の結婚式ですから
(例外があるかもしれませんが・笑)
手話通訳者の役割も重大になります。
ただ手話通訳を、情報保障するだけと思いきや
細部まで気を遣って
動かなくてはなりません。
素晴らしい結婚式の為に
出来うる限り
手話通訳者は全力を尽くさねばなりません!!
次回、もう少し具体的なお話しをしたいと思います(#^.^#)