先日、自分の学習用に手話読取りDVDを購入しました。

睡魔とたたかいながら(笑)

何人かの方の手話語りを観て、

特に印象深いお話しもありました。


手話読取りDVDの学びについての話などと

何回かに分けて考えを整理したいと思います。

 

 

本来は手話を学ぶには

実際に聞こえない方々の手話に触れることが一番

 

とは言え、DVDにはまた別の良さもあります。

ただ何でもいいという訳ではありません。

 

もちろん手話のDVD

色々な楽しみ方がありますので

その楽しみに応じて

ただ鑑賞するだけの方法もありですし、

それはそれで自然に観て楽しめばよいでしょう。

 

 

ではDVDを使用しての勉強方法について

少しだけ考えてみたいと思います。

 

DVDは色々なものがありますが

効率よく勉強するという視点であれば

きちんと翻訳例があるもの、音声付きの翻訳もあれば

もっと良いでしょう。

実は翻訳文章例と音声付きと両方ついているのは

そう多くはないですね。

なぜ、両方が良いかと言うと

書き言葉と話し言葉では異なるのが普通だからです。

 

そして、効率よくというのは

成長期の子どもで、いくらでも時間がある場合なら

多少、分からなくても何度も何度も時間をかけて観ることによって

ある程度何か掴める場合もありますが

そこそこの大人にとっては

子どもが新しい言語を習得する時と脳の働きが違いますし

そもそも大概の大人は忙しいですよね、

無限に時間がある訳ではありません。

 

そして、勉強方法は現段階と最終目標によって

その方法は大きく異なります。

 

たとえば手話通訳奉仕員養成が終わった位であれば

地域の講習会で一週間に一回、1年位勉強した方々が多いでしょうか。

 

手話読取り力もそんなに簡単に上達する訳ではありません。

 

DVDを少し観てみたけれど、全く分からない!という事もあります。

 

ここでショックを受けてはいけません()

 

大概、ここで諦めてしまう方が多いようですが

発想を変えてみましょう。

 

‘ 全く分からない!これは沢山勉強できるわ~ ’と

無理やりにでも良いイメージを持つ。

 

 または・・・、あっさり開き直り、前に進む。()

 

 

手話学習者の方々に色々お話しを伺うと、

あまりに分からないとそこで諦めてしまい

学習のモチベーションまでさがってしまうという方が多い気がします。

 

先に言いましたように

そう簡単には分からないのが普通なのです。

 

私ってなんてダメなの・・とは思わなくていいんです。

 

そして、話が全然分からないという時は

速攻で翻訳参考例をみて

話の流れをつかんでから

もう一度観てください。

 

話の流れを確認したら

さっきより少し分かる所も増えてきたでしょうか?

分かった所をもう一度、翻訳例で確認する。

これを何回か繰り返していくと

細かい所はともかくとして

大体の流れは分かるようになります。

 

この結果、自然に手話の語彙が増えていきます。

 

手話の語彙が増えることは

読取りだけではなく、手話表現の時にも役に立つことです。

聞こえない人の手話を理解する事が出来ていないのに

聞こえない人に伝わる手話の表出が出来る訳はないのです。

 

読取りDVD、実は読取りだけではなくて

手話表現の勉強にもとても役に立つのです。

 

 

また詳しくは明日の夜に(*^^)v