あれよあれよという間に水温も下がり、シーズンも収束モードになってきた。
最低水温が10度あれば、一日に1回給餌をするが、日中水温が15度あったとしても夜間10度を切るようだとその日は給餌をしない。
こうしてだんだんと給餌をしなくなる日が多くなり、冬眠を迎えるという寸法だ。
今年も例年通り、12月の中旬から冬眠を予定している。
参考になるかどうかわからないが、私は今の時期に積極的に簾を使う。
前述のように夜間冷え込みそうで、日中水温が上昇しそうな時は簾で覆って水温が上昇しないようにして短時間での寒暖差を抑えている。10度をはさんで水温が行ったり来たりする状態は、魚の活性スイッチのオンオフが繰り返されていかにも体力を消耗しそうに思えるからだ。
冬場の暖かい日に魚が水面に浮かび上がっているのを見ると、つい日向ぼっこなどと牧歌的に捉えがちだが、冬眠中は沈んだままでじっとしてくれている方が私としてはありがたい。