望みが叶う瞬間は、いつも突然訪れる。
だいたい2パターン。
1つめは
苦しくて苦しくて、
「もうだめだ!!!終わりだ・・・」
と絶望しきった後。
2つめは
「今が楽しいから叶わなくてもどうでもいいや♪」
と清々しい気持ちになった後。
今日は2つめの「どうでもいいや♪」パターン。
私はこっちのパターンのほうが圧倒的に多い。
でもだいたい1つ目の「絶望パターン」で苦しんだ後に、
なんだか身軽になって「どうでもいいや♪」パターンに入る。
20代半ばに、東京で一人暮らしをしているのに、
貯金もほとんどないまま会社をやめてしまった。
彼氏もいなくて、仕事もなくて、お金もなかった。
そして、胃潰瘍になってしまった。
友達はいたが、頼る人もいなくて、夜中に絶望しながら泣いた。
今考えると、その後もっと苦しいことはたくさんあったのだけど、
あまちゃんな私なりの絶望だった。
モノを投げたり、床をたたいたり、頭を掻きむしって泣いた。
3日間くらい。
「こんなみじめな思いをなんでしなきゃいけないんだ!」
(↑自分でそうしたくせに)
「なんで何もかもうまくいかないんだ!!!」
(↑自分でそうしたくせに)
「生きていくことに何の意味があるんだ!!!」
(↑これを体験したかったくせに)
ひとしきり自分に対する怒りを爆発させた後
けろっとして
「とりあえずできることからやってみよう」と思い立った。
感じきって悲劇ごっこに飽きたのでしょう。
それから、今までやったことなかった、
節約生活と、着実な就職活動を始めた。
最初はまだみじめだったと思う。
苦しかったと思う。
でもある時、笑ってしまうくらい面白くなった。
『こんなに「生きてる!」って感じたことなかった!!』
と思った。
丁寧に節約して生活を送っていることがとても面白くなった。
本当に何の淀みもなく、
「何!この面白い生活!!!」
と感じてた。
他人から見たら浅はかすぎて
可哀そうだったのかもしれないけど、
そこには何の苦しみもなく、自己否定もなく、みじめさもなく、
明日はどう生き抜こう♪どう工夫しよう♪と
意気揚々と考えていた。
そうしたら。
なぜかその生活がすぐに終わってしまった。
とても条件のいい会社に仕事が決まったのだ。
結局、苦しみとは「体験」なのだ。
体験するために苦しみがあったり、
苦しみ自体を体験したかったり。
そのどっちなのかはわからないけれど、
結局やることは2つ。
①今の自分のすべてをまるっと感じてみてあげることと、
②事実をそのまま受け止めた後に「今を楽しむこと」。
「できるはず」「こんなはずではない」私は、
見えもしない妄想に執着しているだけなのだから。
でもその自分を直視することさえできれば、
どんな苦しみも終わる。
だって「体験」が目的なのだから