方丈は、達磨寺唯一の歴史的建造物です。
まずは方丈西側。
1918-1933年(大正7-昭和8年)頃の絵葉書。
方丈西門(正門)。
■方丈
奈良県指定有形文化財。
西面入母屋造、東面切妻造という非対称の建物。本瓦葺。
東西3室、南北2列の禅宗方丈で中央奥が仏間。125㎡。
方丈平面図。
方丈西側。
方丈南西側。
1605年(慶長10年)豊臣秀頼、片桐且元により方丈再建。
1667年(寛文7年)方丈再建。現存建物。
2017-2020年(平成29-令和2年)半解体による方丈保存修理。
耐震補強を含めた工事費2憶1千万円。
2017年以前は倒壊を防止する支柱がありました。
全面ガラス戸だったことがわかります。
傾いた原因は、建具が多用され壁が少なく柱が細かった点や、東西の屋根構造が異なることにより重量バランスが崩れた点などが考えられます。
方丈前庭、石庭
全面苔むした緑の庭でしたが・・・・
2023年秋に石庭に改修。
■亀集庭[きんしゅうてい]
方丈前庭。
■扁額
賞月。月を愛でるという意。
方丈南東側。建具は障子戸、雨戸に戻し創建当初の姿に復元。
寺務所(庫裡)西面。
方丈と寺務所(庫裡)との接続部。
方丈南門までの飛石。
方丈南門。
■寺務所(庫裡)
■WC
このように方丈東側は切妻造、西側は入母屋造です。
方丈南東側。
方丈南側正面。
方丈南西側。
方丈南西側。
方丈北側にもう一棟、住職宅でしょうか・・・・・
池を中心とした方丈西庭。
■蹲
方丈北側建物。
方丈北門。
門の脇には大きな立石があります。
■薬師石
両手で抱けば病気が全癒するとされます。