奈良県北葛城郡王寺町にある片岡山達磨寺。
■参道
■石碑
達磨寺参道
■下水道マンホール
和(やわらぎ)の鐘とは、聖徳太子による十七条憲法の第一条、以和為貴(和をもって貴しとなす)を引用した地域のシンボル。
町の木ウメ、町の花サツキを両側に配しています。
■山門
南門。
■寺号標
臨済宗 南禅寺派 達磨禅寺
ペット、特に犬にはご縁のある寺院です。
■達磨寺ペット供養塔
2019年建立。
■本堂
2004年(平成16年)再建。
達磨寺3号墳上に建立されています。
本堂南側正面。
■扁額
左)萬苦を救いて 給ふ三尊佛 永久に祈りて 今日も達磨寺
右)達磨圓覺大師 千手観世音菩薩 上宮聖徳太子
達磨寺出土石塔及び舎利容器が中央に展示されています。
■達磨寺石塔埋納遺構
■石製宝篋印塔
奈良県指定史跡。13世紀前半。
2002年(平成14年)本堂再建に伴う発掘調査の際に、本堂基壇の下の小石室より検出。
石英片岩の舎利、水晶製五輪塔、土師質合子。
土師質合子は石製宝篋印塔の中に安置。
水晶製五輪塔型舎利容器は土師質合子の中に安置。
石英片岩の達磨舎利は水晶製五輪塔型舎利容器の中に安置。
■本尊
王寺町指定文化財。室町時代。
木造千手観音坐像。
500手で構成されていたと考えられていますが、現状では392手。
精巧な造りの背景には室町幕府の支援があったとされます。
全ての掌に玉眼による目が表現されており、特に顕著に見て取れるのが中央下の掌。
見事な像です。
葛井寺の国宝千手観音坐像とはまた違う趣きの迫力・・・・
■木造聖徳太子坐像
重要文化財。1277年(建治3年)院恵、院道により造立。
巾子冠をかぶり笏を手にとる太子像。
袍の皺部分にわずかに緋色が残ります。
■木造達磨坐像
重要文化財。
1430年(永享2年)足利義教により造立。周文による彩色。
西側の間。
■白隠達磨図
白隠慧鶴(1686-1769)は多くの禅画を残した禅僧。
■徳川家康朱印状
1602年(慶長7年)発給。
■大和名所図会 達磨寺(右)
1791年(寛政3年)編纂。
北西側の間。
東側の間。
■達磨寺中興記石幢地下遺構
■青磁香炉
2000年(平成12年)出土。15世紀製作の青磁香炉。
1442年(嘉吉2年)銘の石碑の下、15世紀製作の備前焼大甕の中より発見。
■達磨寺旧本堂鬼瓦
1605年(慶長10年)制作。
北東側の間。
本堂西側側面。
■達磨石
問答石。だるまさんがころんだ発祥の地。
■太子石
問答石。
本堂北西側。
本堂北側背面。
本堂北東側。
本堂南東側。
■手水舎
聖徳太子1350年遠諱記念により王寺町が奉納。
■鐘楼
1891年(明治24年)再建。