うさぎ神社とも呼ばれる岡崎神社。
拝殿前から境内の東へと歩いてみます・・・
■手水舎
手水屋形。
もはや子授け絵馬所と化していますが・・・・・
うさぎは多産なことから、子授けにまつわる縁起がとてもいいとのこと。
■子授けうさぎ
黒御影石製。
1998年55年を経て復元。
手水鉢の上に建つものの、吐水口は台座の左下にあります。
水を掛けてお腹を擦り祈願。
左から子授け兎手水舎、岡崎神社御旅所。
■蔵
■岡崎神社御旅所
■雨社
雨ノ社。別称は龍神さん、龍王宮、安目社。
岡崎神社末社。
1917年(大正6年)如意ヶ岳(大文字山)山中の石祠より遷座。
元社跡にもその後、雨社大神再興。
雨乞いの神(五穀豊穣)、学問成就、眼病治癒。
石造神明鳥居。
雨社拝所は切妻造妻入、檜皮葺上面銅板葺のようです。
雨社本殿。本来は檜皮葺、現在は銅板葺。
■斎館
2020年(令和2年)新築。
臨時の授与所ともなります。
■句碑
■飛躍うさぎ
■授与所・社務所
ホテル平安の森京都の北西角1階部分。
■祖霊社
岡崎神社末社。
脇に小社もあります。
■絵馬堂
絵馬堂北面、左が素戔嗚尊の八岐大蛇退治。
■宮繁稲荷神社
三宮社。
岡崎神社末社。商売繁盛の神。
1710年(宝永7年)仙洞御所苑中より遷座。
宮繁稲荷神社一の鳥居。
宮繁稲荷神社二の鳥居、三の鳥居。
社殿扁額には三宮社。
祭神は左より大国主大神、倉稲魂大神、蛭子大神の三柱。
三柱を祀ることから、三宮社とも呼ばれるのでしょう。
宮繁稲荷神社北西側。
宮繁稲荷神社西側背面。
■能舞台
1929年(昭和4年)建立。
舞台は桁行一間、梁間一間、一重、入母屋造、銅板葺(檜皮葺改築)。
舞台柱、床拭き板、鏡板などは台檜。他に米松、杉など使用。
化粧屋根裏天井を舞台(手前)は舟底、後座(後方)は片流天井とする構成は、音響効果を考慮したものとされます。
水引梁上の板蟇股、化粧肘木の束部の彫刻図案は渦形。
神坂雪佳(1866-1942)筆による鏡板の老松図、脇壁面の若竹の能画。
様式化された老松と異なり枝葉が多く、典雅な風趣を漂わせています。
左より鏡の間(控室)、橋掛り、舞台と並びます。
橋掛りは桁行三間、梁間一間、一重、切妻造、瓦葺。
背後の壁は漆喰仕上げ。
左は鏡の間(控室)。
全体に簡素で端正な佇まいの能舞台です。
■三善清行卿邸趾
華邸跡地。三善清行(847-918)は平安中期の公卿、漢学者。
能舞台鏡の間南側。
能舞台鏡の間南西側。
■西側鳥居
拝殿脇より通じていますが閉門中。
岡崎神社境内北西角。
再びここより南へ下ります。
石段の上に見えるのは金戒光明寺南門。
■石標
黒谷境内。
岡崎神社西側瑞垣に沿って黒谷参道を南へと進んでいます。
岡崎神社境内南西角、黒谷参道(金戒光明寺参拝道)入口。