半夏生[はんげしょう]の寺とも称される美しい庭のある両足院。

 

今回は半夏生の季節ではなく、紅葉に彩られた書院前庭を巡ります。

 

 

 

方丈の南から東へと回り込むと、小さな門が現れます。

 

■蹲

盆栽が飾られていました。

 

 

■中門

 

 

門を潜ると書院前庭。

 

 

 

冬場は苔が茶色くなるものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■大書院

もとは寺院僧侶の私室、書斎。

現在は学術研究の一時的研究室、法要の控室、大寄せの茶席、展示会場としてなど用途は多様。

 

大書院東側。

 

Don’t go there!!!

 

・・・と

まさかの白人系の方からのご注意(^^;

 

 

室内をちょっと覗いただけ・・・・・

関守石、わかってますやん!

 

とはいえ日本文化に詳しい外国の方が増えてきているのは年々実感します。

 

 

大書院北東側。

 

 

 

 

石橋を越えると、茶室が見えます。


 

■水月亭(左)

織田有楽好みの茶室如庵(国宝)の写し。

2畳半台目。

1910年(明治43年)大村彦太郎により寄進。

 

■臨池亭(右)

大村梅軒好みの茶室。6畳。

1926年(昭和元年)高台寺内の大村家別荘の茶室を移築。

 

大書院から茶室への渡廊があります。

 

■水月亭(左)

有楽囲い、筋違いの数奇屋、暦張の席などと呼ばれます。

入母屋造、切妻造混合、平瓦銅板葺(本来は杮葺)。

有楽窓、床の鱗板、腰板の中国暦などが特徴。

 

 

 

燈籠、蹲、いろいろな石の配された露地。

 

■臨池亭(右)

大村梅軒好みの茶室。

大村梅軒(1869-1927)とは、第10代白木屋当主。

 

入母屋造、切妻造混合、平瓦葺。

西面、南面は建具に覆われ、東側は土壁に円窓、連子窓。

 

 

延段を進み、池の東側、築山の上を回遊します。

 

 

 

 

■書院前庭

京都府指定名勝。池泉回遊式庭園。

薮内流5代目、薮内竹心(1678-1745)作庭。

池の周りをぐるりと咲き誇る半夏生[はんげしょう]で有名。

 

 

 

■クチナシ

黄色い実は黄や青の着色料や、食用、薬としても利用。

 

 

植栽越しに見える方丈。

 


 

 

 

■五重石塔

 

 

 

 


 

 

■墓参道

 

 

■両足院墓地

300坪の墓地。

南東側には銀杏と欅の巨木があり、その周辺は樹木葬地「緑雲苑」。

 

 

五輪塔もあり・・・・