島根県出雲市別所町にある鰐淵寺[がくえんじ]。
主要伽藍のある、その更に奥深い山中へと進みます・・・
■鰐淵寺橋
■四阿
■鰐淵寺川
■蔵王堂道
右手は浴室跡。
智春上人が誤って仏器を滝壺に落としてしまうが、それをくわえて鰐[わに]が現れたという伝説から、鰐淵寺[がくえんじ]の由来となりました。
古来言われる鰐・和邇とは・・・・・
広義には海の怪物を意味し、狭義にはサメ、フカなどの軟骨魚類を意味すると考えられます。
いわゆる現代言われる爬虫類のワニではありません。
突然、空気感が変わります・・・
そこはかとなく異国情緒。
アッシリア、バビロニア(BC15-8)から続く北極星信仰。
さらに仏教・道教と習合し、北極星・北斗七星を神格化した妙見信仰として7世紀頃日本に伝来。
更に山岳信仰、神道、天台宗、庚申なども融合し山王信仰が隆盛に・・・
■山王七仏堂
1960年(昭和35年)RC造により再建。再建前の山王七仏堂は木造でした。
■石碑
山王七佛堂
■狛犬
左右ふたつ並ぶ厨子は何れも空。
それでも多くの賽銭。青錆びた硬貨も。
朱の木造構造部分が、まるで鳥居のようなデザインです。
山王鳥居がモチーフでしょうか・・・・
なぜ蒲鉾のような建物形状なのか・・・・
建物背面上部には3点の穴。
さらに川沿いに、先へと進みます!