与楽古墳群のひとつ、寺崎白壁塚古墳。
漆喰が使われているところから、白壁塚と呼ばれるのでしょう。
以前はこの辺り一帯が竹林に覆われていましたが、綺麗に伐採されています。
竹林の先には与楽鑵子塚古墳。
この階段を登ると
尾根筋を右へと進みます。
墳丘裾を巡る、幅6mのコの字形の掘割が確認されています。
■解説板
国の史跡。
7世紀前半築造。
12世紀後半、石槨前室を中世墓として再利用。
南北朝、戦国期に越智氏詰城、本城として貝吹山城が築城され、墳丘形状を大きく改変。
■壇
テラス。墳丘南側前面には長30m、幅9mの平坦部が広がります。
方墳。二段築成。
八角形墳の可能性も指摘されています。
一辺30m、高さ9m。
石槨前室は12世紀後半の中世墓として再利用されていました。
南方開口、横口式石槨。
前室・羨道長8.2m、幅1.6-1.9m。
閃緑岩の切石間には漆喰が充填されています。
石槨部長2.8m、幅1.1m、高さ0.9m。
墳丘の西を巻く道。
墳頂からの眺望!
墳丘北側。
墳丘背面の地形には風水思想が反映されています。
古墳の更に背後には貝吹山尾根へと繋がる道。