山上川には、幾つもの洞窟があります。
上下層に大小様々な穴が!
■蝙蝠の窟[こうもりのいわや]
蝙蝠の岩屋。
鉄橋が架かっています。
右は上層へ向かいます。
■聖地一之行場御詠歌
九穴とは 穴は九つ 身は一つ
さぞや心は 涼しかるらん
左上に見える横穴。その先で本道にすぐ接続。
直進は、下層の真っ暗闇へと向かう下り階段。
■等覚門
大峯奥駈道3つ目の門に例えられます。
やたら流木が散乱。濡れた岩場もあり足元注意。
中央が、洞窟内から見た鉄橋から来る本道。
右上の穴は、入口左上の横穴へと通り抜けられます。
ここから蝙蝠の群れがお出迎えしてくれます!
空中を黒い物体が右へ左へ・・・・
■妙覚門
大峯山寺本堂前の門。大峯奥駈道4つ目の門。
まず左へ行ってみます。
行き止まり。
では案内通り右へ。
■山上大権現
大峯山寺を表します。
右上の穴は、上層の押し分け石付近。
左へ向かいます!
右は山上大権現から来た道。
左上の穴は上層にある押し分け石付近。
■コウモリ石
波打つ天井が見られます。
■不動ノ廻り石
大峯山、裏の行場にある平等岩を表わします。
■平等岩御歌
平等岩 まわりで見れば あこ滝の
すつる命は 不動くりから
天井に皆さんぶら下がり・・・・・
さっきまでの警戒を、もう忘れたかのように、静かに佇んでおられました。
■瑠璃の壷
進行方向右側には、ホールのような高い天井のある空間。
■護摩焚き堂
左側の一段上に位置する横穴。
龍泉寺滝の口に通じるとの伝説。
湧水があり、酸化成分とともに岩肌を赤く染めています。
この先立入禁止。落盤の可能性があるとのこと。
行き止まりなので引き返します!
左の石段は上層の押し分け石へ、中央は鉄橋への通路。
妙覚門より押し分け石へ登る石積み。
■押し分け石
コウモリ石のある曲がり角付近が上から見渡せます。
大きな縦穴から、山上大権現も見下ろせます。
洞窟が重層的に構成されていることが理解できます。
■役行者の潜り洞
人の心を見抜く穴であり、邪心悪心を抱く人は潜れない。
大峯山の行場、西の覗きを表わしています。
■西の覗き行場御歌
ありがたや 西の覗きに ざんげして
みたの浄土に 入るぞうれしき
■役行者潜り洞
この穴を潜り下へ降りると役行者像に参拝できます。
鉄橋へと戻ります。
■役行者