岳山山頂にある奥宮は「白石さん」と呼ばれます。
境内西側の社殿。社務所、会所でしょうか。
9月の例祭では、大汝宮社前の吉野川にて3当屋が斎戒沐浴し、川石を拾って持ち帰ります。
神前で使用した雲かわらけを御神体としてお仮屋に納めます。
お仮屋は、清浄な竹、杉皮で作られます。
当屋は毎月3回、吉野川から持ち帰った川石を、近隣の宮奥川上流に沈めて、その下流で禊します。
当屋役が終わると、その川石を剣主神社の背後山頂にある白石の磐座に供えます。
社頭の石垣にも白い珪石がちらほら。
右脇の通路の石垣にもキラッと珪石が。
拝殿西側。
拝殿東側。
巨木跡が。
境内東側の大きな建物。
奥宮は岳山の白色の巨巖、白石群。
磐座である巨磐を割り、運んできてここ里宮で信仰していました。
白く美しい石英の磐を信仰していたため、白石大明神と呼ばれました。
宇陀には磐座の欠片を持ってきて祀る習慣があったようです。
具体的な分祠の原型です。