もう・・・
たこ焼きがそこら中に転がってる感じ。
凝縮された範囲に600もの古墳の集まる、全国有数の群集墳。中でも公園整備されている低丘陵地域には、10~20mの小規模な円墳を中心とした、約350基もが密集。
Google mapより。
北群、南群のさらに南部、南東部にかけて古墳群は広がっています。
奈良県橿原市北越智町から川西町に広がる、新沢千塚[にいざわせんづか]古墳群です。
■桜の広場
■109号墳
■115号墳
■126号墳
発掘調査の成果により、最も注目を浴びたのがこの126号墳。
東西22m、南北16m、高さ1.5mの長方形墳。
金製、銀製、ガラスなどの副葬品が出土。
古墳の規模と、副葬品の豪華さのアンバランスさが特徴で、被葬者の特定はもちろんできていない状況です。
一見、他の円墳と何ら変わらない外観。
隣接する橿原市博物館にて、埋葬当時の精巧な復元模造品を見ることができます。ちなみにオリジナルは東京国立博物館所蔵。
2014年に博物館を36年ぶりにリニューアルし、東京国立博物館との共同研究により、126号墳の副葬品400点の復元模造品が製作、展示されています。
■鉄刀
重要文化財。5世紀。復元模造品。
■金銅帯製金具
重要文化財。5世紀。復元模造品。
■金製龍文方形板、螺旋状髪飾、垂飾付耳飾
重要文化財。5世紀。復元模造品。
■金製指輪・螺旋状指輪、銀製指輪・螺旋状指輪
重要文化財。5世紀。復元模造品。
■熨斗[のし]
重要文化財。5世紀。レプリカ。
火熨斗[ひのし]。炭を入れアイロンとしていました。
■ガラス皿
重要文化財。5世紀。レプリカ。
化学組成が、ローマ帝国によるローマンガラスのものと一致するとのこと。
■ガラス椀
重要文化財。5世紀。レプリカ。
ササン朝ペルシア由来。
■139号墳
■ビューポイント
東端にあるウッドデッキ。
新沢千塚古墳群より望む大和三山、畝傍山。
北のビューポイント方面はこの時は、通行止め。
■48号墳
グリーンセンターかしはら。
■173号墳
そしてガイダンス施設へ。
ここからは新沢千塚古墳群南群。
2017年3月訪問時は、まだまだ整備工事中でした。
南群北西側。
新沢千塚ふれあいの里とそのロータリー、駐車場。
南群全景。
2017年3月訪問。