初代天皇とされる神武天皇を祀る神社です。

 

 

畝傍山麓の広大な神域は約50万㎡を誇ります。

 

ちなみに知名度の高い神社と規模を比較してみると、出雲大社2.7万㎡、平安神宮3.3万㎡、日光東照宮4.9万㎡、熱田神宮19万㎡、石清水八幡宮24.5万㎡、日吉大社40万㎡。

 

十分大きいことがわかります。

 

・・・・しかし上には上があるものです。

 

宇佐神宮60万㎡、明治神宮70万㎡、伏見稲荷は稲荷山含めて87万㎡、春日大社99万㎡、大神神社は御神体の三輪山全域で350万㎡、厳島神社431万㎡、伊勢神宮は内宮・外宮・神宮林併せてなんと5,500万㎡。※単位はあえて(㎡)に統一。

 

 

 

今年2016年(平成28年)は神武天皇2600年の式年にあたります。

 

 

■本殿

重要文化財。

入母屋造、檜皮葺、伝統的な宮殿建築。

 

1855年(安政2年)京都御所賢所(内侍所)として建立。

1890年(明治23年)下賜され神宮本殿として当地に移築。

1904年(明治37年)本殿修復。

1936年(昭和11年)本殿修復。

1976年(昭和51年)本殿修復。

2016年(平成28年)40年ぶりの本殿修復が完了し、檜皮28万枚葺替。錺金具2500点、漆塗り建具、本殿内御神宝、内陣調度品の修理新調。

 

 

 

 

 

before

 

 

左から銅板葺に改築された直後の内拝殿、幣殿、そして本殿。

(橿原神宮公式サイト 産経新聞奈良伊賀地区専売会サイトより)

 

 

■幣殿

祭典の諸儀が執り行われる場所です。

鰹木、千木が見られ、一見こちらが本殿のように思えます。

 

 

■幣殿旧鬼板

千木の根元に設置されていた棟飾り。

2009年(平成21年)屋根修復時に取替。

 

縦100cm、横190cm、幅30cm。表面に直径35cmの菊の御紋。

 

 

■内拝殿

移築されたもの以外は伊東忠太設計による建築物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

屋根修復直後の眩しい銅の輝き。

以前は檜皮葺でしたが今回の修理は経費節減でしょうか。

(橿原神宮公式サイト)

 

 

■廻廊

南東廻廊。

 

 


南東側出入り口。

 

 

東廻廊。

 

 

南西廻廊。

 

 

 


 

 

■外院斎庭

廻廊に囲まれた広さ3200㎡の内庭。

 

 

 

 

 

 

 

■外拝殿[げはいでん]

1939年(昭和14年)竣工。

入母屋造、銅板葺。