戦国時代に焼け落ちた南大門が実に450年ぶりに再建!

 

世界には貴重な文化遺産が次々と破壊される地域もあるというのに

往古のロマンを復活させようと願い続ける人々の純粋な理想と

実行可能なだけの潤沢な経済力に溢れるこの国と時代に感謝。

 

 

■南大門

721年(養老5年)頃、創建当初に南大門建立。

16世紀中期兵火により南大門焼失。その後再建されず。

2010年(平成22年)落慶。

 

入母屋造、本瓦葺、重層、楼門様式。 総檜造。

高さ12m、正面幅12m、奥行8.5m。

578年創業で有名な金剛組による施工。

 

2階は「いろは写経」の納経蔵。

 

同じく行基菩薩の開基した久安寺(摂津:大阪府池田市)楼門などを

参考にして設計。

 

 

R308阪奈道路の拡張立体化により2009年より高架道路がこんな目前に。

古代と現代のオーバーラップ。こういう光景も好きです。

 

 

■金剛力士像

2007年、中村晋也(彫刻家)。ブロンズ、像高3.2m。

 

阿形像。

 

吽形像。

 

ブルー地に金色の文字が建物全体の壮麗さを引き立てています。

 

 

南大門北面。

 

 

 

南大門東面。