経済学のかなりの部分は心理学と重なる。特に株価は社会の人々の心持と何らか
の相関関係があってもおかしくない。
証券界は特にそうで、先ごろ大和総研で面白い分析をした。「落し物と株価の関係」
を論じた。警視庁に届いた拾得物から現金の額をグラフにすると中長期の株価の動
きに概ね一致するらしい。拾った金をきちんと届けるというのは、人々の心理的余裕
の表れで、そうした余裕がある社会環境では株価が上昇するという分析だ。昨年は
届いた金額は大きく増えたそうだ。ところで株価は大暴落だ!しかし研究所は、株価
はサブプライム問題など海外の要因で暴落したので、日本人の心理的余裕は底堅
たかったと前向きに見る。証券会社らしい考え方だ。万年強気だからね。
それなら昨日の天皇賞はウオッカが鼻の差2㎝でダイワスカーレットを破った名勝負
だった。ともに牝馬の勝利だ。ここのところ、この2牝馬が日本の競馬界をリードして
おり、牡馬は歯が立たない現状である。 ウオッカの騎手であった武豊騎手に牝馬
の強い現象の印象を聞くと「日本の人間と同じだね」と苦笑いした。
この現象を研究所の人々は注目しているだろうか!