卒業式では必ず唱和した<仰げば尊し わが師の恩>は現在では死語になってい


るが、受賞した先生方は、先ず恩師のことを語り、導かれたという。


先生方を<ナンバーワンよりオンリーワン>という味のある言葉で表したい。


物理学賞のシカゴ大の南部先生は頭脳輸出のはしりだが、湯川秀樹氏が刺


激になったという、湯川博士の受賞は敗戦間もない日本を明るくし自信をもたらし


た物理の基礎学の先駆者である。


やんちゃな益川俊英先生も穏やかな小林先生の共同研究も南部陽一郎先生を仰ぎ


見ながら成長したという。そして南部先生と一緒の受賞もめぐり合わせの妙だろう!


化学賞の下村脩先生は母校・長崎大の安永峻五教授、名古屋大の平田義正教授


米プリンストン大のジョンソン教授の3人に導かれて今日があるという。


4氏の受賞には「日本の底力」以上に「上質の日本人」を感じる。


                                  コラム参照