1930年代の米国金融大恐慌の嵐が吹き荒れていた頃、銀行家を「バンカー」でなく
「バンクスター」と呼ばれていた。ゴロツキを意味する「ギャングスター」と韻を踏む。
無論、今の米金融危機と大恐慌を同列に論じることは出来ないが、詐欺まがいの
手口で個人投資家の資金を巻き上げる悪質な銀行も存在したという。
サブプライムローンなど金融商品を編み出して巨額の報酬を得た後、世界中の金融
機関にババ抜きのババをつかませ金融危機の引き金を引いてきたウォール街の身
勝手さに国民の目は厳しく、その街のために税金を使うことに断固反対した。
しかし、大恐慌を逃れるためには税金を投じて救うしか道はない、一度とはいえ
必要な対策を講じるべき議会が怯んだことはいただけなかった。誤まった判断によ
り傷口は広がり、その後金融安定化法を可決し、金利(FRB)も0.5%引き下げ
た。 このカンフル注射がどれだけ効くかは様子を見るしかないが?
1930年代の大恐慌時のフーバー大統領は辞退を楽観し、対応が遅れた。後々
まで恐慌の克服に失敗した大統領として不名誉な名を残している。
コラム参照