福田首相の退陣は1年前の光景と同じであった。違うのは安倍前首相は病気で倒
れたことだった。「安心実現内閣」と自ら命名したが、取り巻く環境は外も内にも足を
引っ張られたり、欺かれたり、どつかれたりで自らの心が休まることはなかのだろ
う。「天の声も、たまには変な声もある」と父親の赳夫元首相は自民党総裁選で大
敗し総理・総裁の辞意を表明した際の言葉だ。
あれから30年・突然・唐突の退陣表明は、「変な天の声でも聞いたのか」? 無
念そうな顔と気色ばんだ口ぶりが頭に残る。
日本の首相は何故短命なのか? 欧州は10年、米国も8年・韓国も5年は続けてい
る。佐藤・岸さんは別でその後は小泉さんの5年6ヶ月が最長で1・2年が普通になっ
てしまった。歴代首相は長くしていたいが、周りが許さず引き摺り下ろし、たらい回し
にしてしまったようだ。派閥が多いのもその要因だろうが、野党が政権をとるには未
熟さが主な要因に思う。 今回は衆参のねじれ現象という千載一隅のチャンスを
民主党は掴んだ。画餅にならず、詰めを誤まらずに現実的な数字で財源確保を国
民に示さねばならぬときである。政権担当したことのない苦労があるぞ!
TV報道ではアンケートでは、すぐ解散・選挙を88%のようだが、何も知らない素人
に聞いても無駄である。まだ、来年度の予算も補正予算も通っていないのである。
気に食わないのは公明党が横車を押していることだ。来年の夏の東京都議選を公
明党は危惧して、自党を有利に導こうと策していることだ。連立を解くほど自民に余
裕はないから厄介だ。