政府が水産白書で身近な魚を食べてくれと呼びかけている。
春はカツオのたたき・夏はスルメイカの姿焼き・秋はサンマの塩焼き・冬はブリ
の照り焼きと近海ものを毎月1皿多く食べてもらえば、自給率は60%台に乗る
という。
「日本書紀」雄略22年の条に「瑞江(水之江)の浦嶋子」という名が出てくる。どうも
浦島太郎のことらしい。万葉集にもその人を詠んだ歌もあるという。
<水之江の浦島の児が堅魚釣り、鯛つり矜り…>堅魚はカツオで浦島の昔から
近海の魚で食卓になじみが深かったのだ。 政府もどうぞカツオを食べてください
な!と呼びかけているのだ。 唱歌(浦島太郎)では<ただ珍しく面白く、月日の
たつも夢の中>のように珍しく面白く輸入物を膳に並べているうちに、日本人は
知らず知らず、食の足元を危うくする月日が流れていたのかも知れない。
幕末の歌人・橘曙覧は<楽しみはまれに魚煮て児等がみながうましうましとい
ひて食うとき> 何も輸入などの高いマグロなどを食うより近海の魚で良いので
は?
子供たちは「うまいうまい」というに違いない、愛情のある食卓を囲んでこそ「うまし
うまし」の声が聞こえるのでは! 各家庭からその光景があちこちで見られたら
尚更、「うましうまし」だが!