2006年9月、中間決算がほぼ出揃い好決算が相次いだ。円安の追い風が吹いた結果が招いたと思うが、今後はこの追い風に
頼らず増益を求める戦略が求められる。
全体の売上高と経常利益は前年同期比・2桁増の勢いで4年連続で、最高益を上げる見通しだ。
企業は、設備・雇用・負債の過剰を解消するリストラを進めて、コスト削減を徹底し、利益を上げる財務体質に転換した。そして
景気が上昇局面に入り、国内需要が拡大し、米国や中国などの海外市場での販売が伸びた。
追い風の恩恵を受けた代表は、自動車と電機業界だ。
トヨタ自動車の中間連結決算は売上高が11兆円で、儲けの営業利益が1兆円と過去最高である。
松下電器産業、シャープなどは薄型テレビなどデジタルで好調、鉄鋼・化学・商社・海運も好業績であった。
しかし、好調業種でも新型車を投入できなかった日産自動車や、製品欠陥トラブルで足を引っ張られたソニー・日立製作
は大幅減益か赤字になった。
来期・視も下半期は鈍化が予想される。米国経済、中国経済の減速が原因だ。
悲観する事はないが、外需と円安の追い風が弱まり、経済環境が厳しくなる事への備えは怠りないことだ。