資源小国の日本にとって、戦略的な資源外交は最重要課題の一つだ。
小泉首相が最後の外交で、中央アジアのカザフスタン・ウズベキスタンを訪問した。この両国はウラン資源の埋蔵量では10位
以内に入る国だ。ウランの鉱山開発を含め資源・エネルギーの分野の協力強化で合意した。
経済・産業を支える基幹的エネルギー資源であるウランの価格はこのところ6倍に値上がりしている。
経済成長の著しい中国やインドが電力需要の急増から、原子力発電所の新規開発が需給逼迫を招いている。各国が「原子力
回帰」に拍車がかかっている。
日本は資源外交で出遅れている。小泉首相の訪問も巻き返しのためだ。しかし、中国では04年にはカザフスタンでウラン鉱山開
発の協定を結んでいる。これまでの遅れを取り戻すのは容易ではないが、「小泉後継」政権は資源外交に本腰をいれ、さらに
強化、発展させねばならない。