先日、こんなことが起きた。
3rdレンジローバーの修理入庫があり
エンジンブローバイホースの交換のご依頼があった。
話によると、信号待ち時に一度エンジンが止まってしまった事があったとの事。
入庫時に再現性が無かったが、
ブローバイホースに穴が空けば、そこから空気が入りストールの原因になる。
前例も多数あるメジャートラブルと言えるだろう。
軟化と穴開きが酷かったため、お待ち頂き作業し
その後アイドリング調整やテスター診断を行い出庫した。
そして出庫3時間後に電話が鳴った。
高速走行中に突然エンジンがストールして止まってしまったとの事。
レッカーで工場に再入庫。燃料ポンプが突然まったく動かなくなっていた。
燃料ポンプのいきなりの不動は
3rdレンジでは、何台となく起きている突然の故障。
経験された方も多いと思う。
「突然故障」と言うのは、車で定義をするならば
「劣化症状が見えない故障」だろう。
レンジローバーに関わらず、
どんな車だろうと電子部品にそういうものは多いが
3rdレンジも10年を超え、こうした突然の故障が増えている。
ほぼ前触れも無く「突然」壊れてしまうパーツを上げてみると
:燃料ポンプ
:スターターモーター
:ステアリングコラムECU(キーが回らなくなりエンジンがかからない。たまに劣化症状出る場合も)
:オルタネーター(壊れる24時間前位に、異音や前兆やフォルトは出る場合がある)
:ABSユニット(エアサスも同時不動になる)
:エアバックシステム
などなど。
バッテリーも寿命期間の目安はあるものの突然駄目になることも多い。
とはいえ、入庫時に他の方法は無かったのか?考えた。
:待ち修理ではなくお預かりし、点検のご依頼を頂き、症状出るまでじっくり見る。
:現在抱えてるリスクを同年式の故障傾向も含めお伝えし認識してもらう。
やっぱりこれに尽きるのだろう。
またオーナーさんに覚悟も必要だ。
点検や整備中にも発覚しない予期せぬリスクが車にはあると言う事を。
レンジローバーを無整備無保証で購入するのは、金銭的にも相当なリスクがあるものだ。
ランドローバー社だけではなく
ほとんどの車メーカーが交換を推奨しているパーツも多い。
不可抗力の様な突然の不良を避けるためでもあり
責任を持つためのガイドラインでもある。
ブレーキホース交換
ブレーキシリンダー交換
ブレーキキャリパー交換
エアバックシステム
触媒マフラー
燃料フィルター
キャニスター
などなど、軽くこの5倍以上の交換推奨パーツが6~10万キロ、6年目時でも多数ある。
あとは、修理が必要になる前に
点検にお金をかける事も相当大事な事なんだろう。
中年になってからいく人間ドッグに入る事と、ある意味似ているかも。
風邪で病院にいっても、ガン等発覚しないし、糖尿病も腎臓病など、
成人病は発覚しない事がほとんどだ。
BMWエンジンの3rdレンジローバーのオーナーさんに
これは認識してほしい。
残念ながら簡易点検ではもちろんの事
定期点検でも見つける事ができない要注意パーツです。
:燃料ポンプ(突然)
:スターターモーター(ほぼ突然)
:ステアリングコラムECU(前兆少しあり)
:オルタネーター(前兆少しあり)
:ABSユニット(突然)
:エアサスコンプレッサー(ほぼ突然)
:エアバックシステム(突然)
突然の故障にどう備えればいいのか?
できれば事前に見つけられるレンジニアスでありたいが。
目視でも、テスターでもなかなか発見できない。
分解して見る事も時間と費用を考慮すると難しい。
根拠の定かじゃない勘は働くことはあるけれど。
オーナーさんにゆだねざる負えない事もある。
リスクを認識して、受容して、
それが無理な場合はすこしづつでも予防交換しながら、レンジローバーに乗ってほしい。