雪の日は、さっさと負けて帰ろう。 | TAKE-SHINODA DIARY

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こうも雪の日は
忙しい東京の世間全体も諦めて、

「今日は、雪だから早く帰ろ」

唐突だが
そこには愛があると、思う。

肩をすぼめて、コートの襟を立てて
ポッケに両手を入れて、
駅へ向かう人たちはなんだか人間ぽくて好きだ。
ギクシャクのハイヒールも、
いつもは格好いい足音の革靴も、
雪じゃあ、かわいい負け組でいいじゃん。

いつもは、まるで他人みたいな駅のホームでも
雪の寒さと珍しさと自然みたいなものを
赤の他人と感じ合えるようなそんな特別感がある。

東京は雪に弱い。
東京人も雪に弱い。
諦めて甲州街道のクルマはのろのろ運転。

世の中のスピードが、雪が降った位で少しブレーキがかかる感じが良いなあ。

10年位前から母親が荒川の河川敷で
家庭菜園みたいのことをやっていた。
時々興味半分に手伝っていた。
夏の太陽の下でもぎたてのキュウリをかじるとほんのり甘いのだ。
酸っぱいはずの野いちごも自分でもぐととてつもなく甘いのだ。

ある時、母親が手入れしてきた畑が台風で全部流された。
ビニールで丁寧にカバーしたカボチャも、
等間隔に植えた小松菜も、
趣味とはいえ、凄い労力をかけ作ってきた畑だ。
僕は母がかわいそうでならなかった。
でも、
母は、こういった。

「自然の下で働くってそういう事だよ。
流されたら、また最初からやり直すだけ、
誰のせいでもないし、そんな気にもならないもんだよ。
太陽の下で働くって言う事はそういうことだよ。」

その時僕はバリバリの若きITベンチャー社長の駆け出し。
理屈で固めたリスクマネジメントと、責任権限の明確な取り決め。
台風程度は不可抗力でもないものだった。
その時の母親の言葉は、とても身にしみたものだった。
その言葉に東京人にはない大きな強さを感じた。

今はこう思う。
人間なんてみんな弱いんだ。
助け合うことと信じあえる事こそが財産なんだと。

雪の日は、さっさと負けて帰ろう。
普段湯船につかってない人は、ゆっくり風呂に入ろう。
久々に熱燗でもちびちび飲もう。


サンダルも雪に埋もれた。。。
$エコカーブームに興味なし。リサイクルこそが愛...でしょ