1年前のこの記事にも書いたように、著作権の切れた外国の小説をネットで読んでいますが、日本語のものも「青空文庫」で読んでいます。
このところ、谷崎潤一郎の作品をいくつか読んでいましたが、たまたま開いた『恐怖』という1913年の短編を読むと、今でいうパニック障害の発作の描写がリアルでした。
調べてみると谷崎の実体験だったようです。
また、谷崎はOCD持ちでもあったようです。
パニック障害とOCDは谷崎の母も持っていて、母の洗浄強迫の様子を谷崎が書いているようです。
変態的なイメージの強い作家ですが、細部へのこだわりの強い文章からするとそれほど意外ではありません。
作品を読んでもOCD当事者としてヒントが見つかることはないと思いますが、少し身近に感じるようになりました。
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