■新型コロナウイルスが怖い(その3)
新型コロナウイルスはアジアのみならず欧米や南半球でも感染が広がってきてしまい、温度や湿度、場所などに関係なく世界的に感染が拡大してきています。とんでもないやつが出てきてしまったと思います。
10万人を超えて世界に広がってしまったので、もはや封じ込めは難しいのではないかと思うところです。
この感染力の強さからすると、今までのような行動パターンや経済活動を続けている状態では、人類が生きているうちに誰もが一度は罹ってしまうものになりそうです。
重症化リスク、死亡リスクが高いと言われている高齢者、持病のある人々の中に、ガン患者も入ってくると思います。
国立がんセンターのウェブサイトでガン患者が新型コロナに感染した場合の死亡率が出ていました。7.6%ということでした。これは他の持病のある方とあまり差はありませんが、一般の人に比べれば確実に大きな値です。
我々ガンと闘っている患者はどう対応すればいいのだろうかと思います。分からないので考えても無駄ですが、やはり考えてしまいます。まずは出来るだけ罹らないようにするしかありません。
万一罹ってしまえばガンの治療に専念することができなくなります。そこでウイルスの治療がうまくいかなくなれば、そちらで命を落とすことになるかもしれないし、ガンが増悪するかもしれません。肺炎を拗らせれば後遺症やその後の治療に影響があるかもしれません。
医療崩壊した場合は、長い寿命が見込まれる人、生きる可能性が高い人から治療をすることになりそうです。そうなったら我々ガン患者は後回しになる可能性があります。
長引けば経済も回らなくなるし、最悪は社会崩壊、暴動や戦争でも起こりそうな状況になるとか、ウイルスが引き起こす影響が計り知れません。
これからこのウイルスの脅威・不安を感じながら生活することになるのか?いやいやそれは心身ともに良くない。生きる希望も失いかねません。
そうならないように一人ひとりが考え、人類の英知を結集して対応していきたいところです。そして負のスパイラルを断ち切るために、状況によっては命だけではなく生活のために、優先順位を付けて何か割り切る必要がでてくるかもしれません。
新型コロナも地球に蔓延り出したガン細胞みたいなもんだとすると、ほんの初期の頃だと色んな手段で封じ込められると思いますが、広がってしまうとなかなか手強いです。
社会に広がれば今までの生活を変えてみたり、出来なくなることを受け入れたり、新たなやり方を考えてみたり、生き延びるためにやることは同じようなことかもしれません。
病気をして気づかされた、普段の生活が、普通のことが出来る素晴らしさ、この新型コロナの影響が大きくなれば、あらためて感じてくることになりそうです。
当たり前だと思ってたことが、当たり前では無いんだよ。今まで気づかなかった些細なことでも幸せを感じることができるんだよ。そんなことを我々に気づかせるために、こいつらが出てきていると思うしかないですね。
新型コロナはいつの間にか広がってきてしまい、楽観もしてられない状況になってきたので、(その3)を書いてしまいました。その4とかまだまだ続きそうですが・・・。
近い将来インフルエンザと同じくらいの対応で済むようになれば何とか普段の生活に戻れそうです・・・。それくらいが今は一番楽観できる望めるパターンかな。
1ヶ月前はスポーツジムへ通い始め、ウィルスのことはあまり身近に感じてなくて、のほほんとトレーニングしてる状況でしたが、この変わり様は何でしょうか。これから感染のピークが来るであろうと言われている1、2ヶ月後はどうなっているのでしょうか。
この問題はガンの治療を続けていくにあたり、避けては通れない問題となってきたので、今後も心の変化を交えて書いていきたいと思います。