在宅介護という事 家族を施設に入れるという事 | Punipuny2 HighJink Zephyr SUB プニプニのつぶやき

Punipuny2 HighJink Zephyr SUB プニプニのつぶやき

ぷにぷに。お腹ぷにぷにでネッ友さんがつけたハンドルネーム。
コチラは,日頃の出来事を投稿するサブアカウントです。
趣味の事。想い出写真でバーチャルツアー等のメインのブログは
https://ameblo.jp/range2pawa/
です。

さっきはちとおちゃらけ気味の話題でしたが,今度は深刻というか,真面目な話題です。

 

昨年は自宅の居間と食堂の間であおむけに倒れて動けなくなっていた姉。

その時は,頭を打っている可能性が高いという事で,かかりつけの総合病院の糖尿病代謝内科の先生が救急搬送と入院を手配してくださり,回復後はリハビリ病院へ転院。昨年冬には,歩行器使用して,自分で買い物にいけるところまで回復はしていました。

 

しかし,今年の7月に買い物帰りに転倒。前回のオモイ買い物荷物を歩行器に入れたまま,また重い買い物をして坂道で歩行器に引っ張られて転倒。ちかくのコンビニの店員さんが出血がひどいのを見て救急車を呼んでくださいました。

 

頭の細いけど動脈がたくさん密集している所を切っていて,出血が多かったのでCTと縫合後,一晩だけ入院させてくださいました。退院して一週間後には抜糸。二週間ほどは私たちも東京にいったりして,問題ない日々でした。

 

ところが8月半ばに今度は自宅のすぐ近くで転倒したまま動けなくなっていて,近所の方が呼びにきてくださって,その方たちと私・カミさんでリヤカーに載せて自宅まで連れ帰りました。顔は真っ赤。熱中症です。水分補給。日曜だったので,私の車で夜間・緊急外来受診。今度は頭の傷も大したことはなくて,念のためCTは撮ってくださったけれど,頭にはワセリンを塗って保護しておけば大丈夫と,その日のうちに帰宅です。

 

その後,頭の包帯がずれたから直せ!とか,事あるごとにカミさんを呼びつけるので私もとうとう切れて,「くだらんことで妻を呼びつけるな。ワセリン塗っとくだけでいいって言われろうが!」怒鳴りました。

 

4日後,深夜,姉から電話。寝返りを打ったら右肩が痛くて動けない。

すぐ行くとカミさんの見立てでは多分,脱臼か骨折しているだろうとのこと。

 

カミさんは若い頃,某総合病院のOP室勤務なので診断ほぼ確実。

動かなければ痛くないと言うので,その夜はそのまま。翌日,近くの整形外科に介護タクシーを呼んで通院です。

 

救急車。慣れない家族の方が呼びたくなる気持ちは良くわかるのですが,命に別状のない時に救急車を呼ぶのは違っています。骨折で痛がっていても命にかかわる状態でなければ救急車ではなくて介護タクシーとかで夜間・休日診療の病院へ行くか,一般病院がオープンしてから受診するのが建前です。

 

一回目は頭を強く打っている可能性があるとと言うので緊急搬送してもらいましたが,今回はその救急外来からも対応できないという返答でした。

 

そして,翌日,介護タクシーを呼んで近くの整形外科に。

レントゲンだけで骨折と判明。少し離れた総合病院に紹介・手術の手配をしてくださいました。

 

さて,経緯を長々と話しましたが,本題。

 

骨折した夜。カミさんがおむつを履かせて寝かせたのですが,翌日は大便が漏れて一面べとべと。悪いと思って電話しなかったのだそうです。

 

簡単に居宅で介護とか,自宅で看取りをとか言われますが,下の世話含めて本当に居宅で介護できますか?

介護できないから施設に入れるという家族の方を非難できますか?

 

うちのカミさんは,看護師の後,包括支援センター・主任ケアマネ,そしてグループホームの勤務経験もあるいわば介護のプロ・ベテランです。

 

居宅で介護。自宅の畳の上で最期。

耳障りは良いけれど,周りは地獄なのです。

 

カミさんが近年は居宅介護の方向性にある・・・と言っていたけれど,それは行政が財政負担を少しでも減らすためだったのではと疑心暗鬼です。

 

私自身も施設に入れられるのはゼッタイイヤと思っていたけれど,動けなくなってやりたいことできなくなったら,自宅にいても仕方ない。スキに施設に放り込んでという気持ち(経済的な問題は別にして)になっています。

 

そんなプロ・そして看護師はじめいろんな職場で経験があるからできる介護。

大便でべたべたになった下の世話はじめいろいろな汚れ仕事をあなたはできますか?

 

そんな仕事を継続できる人だけが居宅介護を口にする資格があると思います。

 

取り留めない話になりましたが,入る施設があったとしても,費用が姉の年金だけでは補えません。

 

考えれば,考えるるほど落ち込みそうなので,もう考えないようにしよう。

 

老老介護で合方殺害みたいな事件も耳にしますが,他人ごとではないと思う今日この頃です。