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                     ※ 画像は拾い
 
《読み》     たまご ぬすっとめ
《生息地》   台所

《特徴》     人には上品だと思われたいらしい。


昨日の事。
奴は、我が家の台所にいたのだ。

それは朝、弁当を作っていたときだった。


そこに現れ、
『自分の弁当は自分で詰める。おかずは漬け物だけで、なんもいらん』
と言っていた

「ご飯も一杯だけ食べる。漬け物だけで、なーんも要らん」
と言って食べ始めた。


私が作るのは、旦那と息子と私の分になった。



私は、数種類のオカズを作り終えたら、
朝の食卓か、妖怪のお弁当へあげてもいいと思っていた。

…なんともないことだったのだ。


ご飯が炊けるまで、数分あり、
ご飯から先に詰めたかったので、一旦炊き上がりを待ち、
炊飯器の近くには空の弁当箱を並べ、蓋や箸も並べておいた。

そして、そのそば、4枚の皿の上にオカズを置いていた

「あ・・・今のうちに、お茶や茶菓子を軽トラックへ積もう」と思い立った。
そうして、ほんの2、3分台所を離れたのだ。


…すぐ戻ってきた台所。

「カン、カン、カン」と、箸で皿をたたく音がした。
何気なく見ると、奴の口の端が黄色くて、急いで皿を掻き込んでいた。

はて?

調理台を見ると、Lサイズのタマゴ3個分の卵焼きが消えていて、
 
今となっては、食卓の、あの皿の上の残骸と、
妖怪の口の端に、ねっとりとこびりついているだけになっていた。

ほんの・・・・2、3分の間にだ。

どうやら
私が居なくなって、すぐに走り寄り、食らいついたのだ

自分のお弁当にも入れたのだろうか。


そして、平然として、顔を背け、テレビを見ながら、モグモグしていた。

私が居ないうちになくなれば、
人のせいに出来るから、急いで口に押し込んだんだ。
見つかったときは、さぞやビックリしただろう。

しかし、平然としていたのだから、脱帽ものという感じ。


意見したところで、気持ち悪くヘラヘラ笑うだけ。
話しかけて、ちゃんとした返事などないことは熟知だ。
だから、沈黙を選ぶ


私は舌打ちしながら、再び卵焼きを作り直した

その姿に気がつかないのか?そんなはずはない。


しかし平然だった。


別にいい。たかが卵焼きだ。
また焼いたらいいだけ。


でも
居ないうちに飛び付いて、
あの口を汚して、知らんぷりって何だろう


空の弁当箱の前に、並べているオカズを、
一瞬の隙に、無くすって、なん何だろうか。

近寄れば、誰もが弁当は完成してないとわかるはずなのだ。

卵を焼き始めた私に
何か言えば、まだ可愛げがあるというもの


やはり、妖怪なんだ。

泥棒ネコか、カラスだ。


昼の弁当にはちゃっかり卵焼きが入っていた。

なぜ、漬け物だけで良いというのだろう

「オカズを少し分けて」とか言えば良いじゃないか。
「私の分も作って」と言えば良いじゃないか





今日も、台所でソワソワしていた。

自分で煮た、黒い煮魚では、足りんというのか。


今日は、旦那と私と娘の分のお弁当を作った。
大人は、全てが茶色弁当になろうとも、
娘には、小さい弁当箱に、可愛らしく、たくさんの種類を入れる。
黄色、赤、緑と茶色を心がけている。


それが、気になるらしい。
・・・しかし、娘のオカズが一個でも無くなれば困る


私は完成まで、台所から離れたくなかった。

態とらしく
頻繁にウロチョロして、
普段は曲がっているはずの腰を伸ばして、こちらを覗いているのだ


私は離れなかった。


私も、今日は意地悪だったけど、

あの態度と、今日のミーヤキャットのような背伸びは、とても気持ち悪かった



あの妖怪は、本当に変な奴だと心底おもう
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古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した
浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、
友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。
たどり着いた場所は、何と日本の銭湯。
そこには「平たい顔族=日本人」がいて、
彼は漫画家志望の真実(上戸彩)と出会う。
ルシウスは日本の風呂の文化に感銘を受け、
          そこで浮かんだアイデアを古代ローマに持ち帰り一躍有名になっていくが……          
(ヤフー映画より)
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いやーーーーー面白かったです
マンガ読んでなくても、全然、「テルマエ・ロマエ」の世界に入っていけます
 
息子が、「これ面白いから読んでみて」と、三冊のマンガを持ってきました
最初のページをパラパラと読み始めたら、ローマ時代。
「読めん」・・・と、正直思ったのですが、息子が「我慢して読んで」と言いました。
 
すると、ローマ時代からのタイムスリップしてから、
あっという間に三冊を読んでしまいしました。
発売を待っていた四巻は、すぐに購入したのですが、
ルシウスが馬から好かれるという下りになっているので
マンガは・・・えっ  という感じになっています。
 
 
映画化になって、原作にないラストは、ヤフー映画のレビューでは
ラストのハチャメチャ振りがよくないとか、ラストに向かって面白さは失速する
と、書き込んでありますが、私はそうは思わないです。
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えーーーっ 皆で???という部分から、そのみんなが出てくる場面に行くまで
結構、時間の経過があるので、どんなふうに、関わってくるかと、思ってたら
登場シーンは、
オマージュと言っていいのでしょうか。
・・・・まさに「猿の惑星」  笑いました。面白かったです
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古代ローマ人役の北村一輝、宍戸開、市村正親という
日本屈指の顔の濃い役者陣の成り切りぶりが笑えます。
もうそれだけでも笑えます。
 
 
映画には、小難しいのも、いいんだけれど
痛快 上等です。一晩で猛勉強したという言葉が
ガンガン通じるのも、映画の面白さです。固いこと言わない、言わない
 
 
随所に笑えるし、
ルシウス(阿部寛)と、真実ちゃん(上戸彩)の最後の会話に
グググッときて、泣いてしまいそうでした
 
とにっかく 簡単で、面白い
いいです
 
ローマ時代の勉強にもなるかも。
 
 
皆さんもいかがでしょうか
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爺がみてる台所のテレビが、うるさすぎて
 
危うく殺意を、実行に移すとこだった・・・
 
 
台所、凶器ありすぎ。
 
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