

読み 「すいかババァ」
発見場所「コバエや蚊がいる小屋の中」
汚く薄暗い小屋の中、しゃがみこんでいるのが見えた。
コンクリートの地面にスイカを置き、
小さい包丁で切り分けた。
「汚たねぇ」…誰もが思うに違いない
切り分けた、スイカを手に持ち
ボウルへ赤い実だけを落としていく。
黒い手のひらから、
赤い汁と黒い種が漏れている
それはもう恐怖でしかない。
いつも、どこからか
ボウルを抱えてきて
「食べんね」と食卓に置く。
いつもボウルを抱え、軒先で座り込み、手づかみで食べている
今日になって…小屋の中で、何も洗わず、地面で切り分けているのだなと判った
最初から誰も食べないが、これからも食べないだろう。
スイカも汚いけど、包丁も汚すぎる
夏の…恐怖
婆が触ったものは、全て、
胃酸が込み上げてくる。
名付けて、妖怪「酸いか婆」
スイカもできが悪く、酸っぱいらしい

