今日は とても悲しい報告があります
 
地域のボス猫、ロミオが8月6日(火曜日)に永眠しました
 
 
この一か月 色々あったのですが 
 
残念な結果になってしまいました
 
まずは 経緯を書こうと思います
 
写真は最後にまとめて載せますが 苦手なイメージもあるかもしれません
 
 
チューリップ
 
 
【Fri July 13】
 
ロミオがディナーを食べにくる
 
顔にキズがあるが普通に食べたし元気
 

 
【Tue July 22】
 
ディナーに寄ったロミオの顔を見たら 
 
思わず息をのむようなひどい傷がある
 
大型犬か 野生のキツネにやられたように見えた
 
流血の跡があり 片目が開かない
 
エサをあげたけど 食べずに去る
 
 
【Wed July 23】
 
ロミオを病院に連れて行こうと思って在宅勤務にする
 
隣のM家に相談しに行く (奥さんのセーラは働いていないからだいたい在宅)
 
ロミオの顔の傷を見た?」 と聞くと 寝室に誘導され
 
ベッドの上で鎮座しているロミオに会う
 
見るからに弱々しく まわりで喋っていても動かない
 
私が 「こんなチャンスは他にないから 今捕まえよう」、と言うと
 
セーラがケージを出してきたが
 
捕まえ方が中途半端でキャットドアがロックされてなかったため
 
ロミオは外に出てしまう
 
 
 
その夜 セーラと話をして
 
「猫の捕獲を手伝ってくれる人がいるらしい
 
ロミオがまた戻ったらナイジェルに連絡するから教えて」、と言って帰る
 
 
【 Sat July 27】
 
ロミオがエサをもらいに来る
 
匂いを嗅ぐだけで食べない
 
隣に去っていくがセーラから連絡はない
 
 
【 Mon July 29】
 
夕方に帰宅すると M家の旦那さんの方、マークにあう
 
ロミオがまたウチに戻ってきているけど とりあえず今はそっとしてあげよう」、と言われる
 
 
【 Thu August 1】
 
セーラからテキストが来て ナイジェルに連絡を取ったのかと聞かれる
 
どっちにしろ彼が捕まえれるとは思えないけど、とも書いてある
 
「マークはそっとしたいと言ってたからしていない
 
なんならあなたが直接ナイジェルに連絡を取った方がいい」、と返事をする
 
留守電にメッセージを残したとセーラから連絡がくる
 
 
その後 音沙汰はなく シェルターに一時的に預かる予定のブリーを引き取りに行く
 
ロミオを見かけないかわりに 新しい野良猫(?)を見る
 
 
【 Tue August 6 Morning】
 
ブリーをお昼ごろにシェルターに返す予定だったので 午前中は在宅勤務にする
 
ロミオが一週間ぶりに裏庭に来る
 
クンクン匂いを嗅いでる
 
ケガの具合が更にひどくなっている
 
駄目もとで ドアを開けておく ブロンソンタバサブリーは部屋の中にしまった)
 
ロミオが初めて家の中に入ってくる
 
匂いを嗅いだり 水を飲んだり 割と落ち着いてる
 
ドアを閉めてロミオが出れなくする
 
気づいても あまりパニックにならず そのまま徘徊している
 
セーラにロミオが家に入っていることを告げて 捕獲器を借りに行く
 
前々から考えていた方法で セットする (キャットドアの反対側を利用)
 
ブリーを返しに行ったついでに シェルターのスタッフに相談する
 
行きつけの病院にも電話して事情を説明しておく
 
 
 
帰ったら ロミオが捕獲器に入っていた
 
 
【 Tue August 1 1pm】
 
病院に すぐに連れてきてほしいと言われ
 
セーラと一緒にロミオを連れて行く
 
「この猫をアドプトする気があるか」、の質問項目に“Yes”と入れる
 
「少し落ち着かせてからマイクロチップの有無を確認し
 
ヘルスチェックしてから連絡します」、と言われて帰る
 
 
【 Tue August 1 3:30pm】
 
病院から電話があり ロミオを安楽死させたと告げられる
 
火葬の手続きをしたいし 別れを告げに会いたいと頼むと
 
来ていいと言ってくれたので セーラと行く
 
 
 
【 Tue August 1 4pm】
 
ロミオが遺体になっている
 
初めてお腹をさわることができた
 
初めてで最後
 
やせ細った身体を撫で
 
膿瘍がただれてごっそり毛が抜けた頭部にキスをし
 
ロミオ ごめんね ロミオ ごめんねと何度も繰り返す
 
 
 
救ってあげれなかった 一番最悪の最期になってしまった
 
猛々しい ボスの貫禄に溢れた猫は
 
最後は両目もろくに開けられなく 皮膚がむけ 壊れていった
 
 
 
なんで私たちに連絡もなく殺したの? とセーラがスタッフに聞いた時の返答
 

ロミオはFIV (猫エイズ)に発症している

 

一目見てわかった

 

怪我が治らなかったのもそのせいで

 

去勢していないオス猫だからうつったのだろう

 

野生に戻したら 他の猫を感染する危険もあるし

 

まったく人に慣れていないから 今も鎮静剤を打たないと扱えなかったぐらい

 

この猫が健康になって 誰かに引き取ってもらえるチャンスはごく少ない

 

家猫になってこの子が幸せになるとも思えない

 

2人の獣医がそう決断した結果です

 

我々も悲しいです

 

 

チューリップ

 

 

フレディの時もそうだったけど

 

ロミオを病院に連れていって 治療してよくなれば 新しい家族を見つけるステップが始めれる

 

と100%思っていました

 

だから今回は行きつけの病院、信頼してるDavid先生にお願いしました

 

結果としてあっけなく逝ってしまってショックです

 

でも先生たちの言い分もわかります

 

野良猫の場合 誰にも所有権はありません

 

決断を下す立場の人が その動物にベストだと思ったことを実行するだけです

 

金曜日にミンティに血液検査を受けさせたところ FIVは陰性でした

 

多頭飼いをしているし ミンティだけは外に行ってるので 検査する義務があります

 

私が後悔しているのは もっと早くに行動しなかったことです

 

オーストラリアでは TNRは違法です

 

野鳥やポッサムなどの野生動物を守ることを優先しています

 

だから アドプトできそうにない犬や猫は 生きるチャンスが少なくなります

 

 

 

2年の間に ねこけんさんやフォローしてる方のブログを読んでるおかげで

 

私の外猫に対する意識がだいぶ変わりました

 

『自分の都合が合うときだけエサをやる』のは本当の愛情じゃない 

 

これからの私の課題は 

 

野良猫がいたら捕まえて

 

病気になる前に 事故にあう前に 野生になりきる前に

 

セカンドチャンスを与えるということです

 

 

ロミオにお別れを告げれて感謝しています

 

遺体の火葬にお金を使う代わりに 保護団体に彼の名前で寄付をしました

 

その方がポジティブな使い方だと思いました

 

 

チューリップ

 

 

【July 13】 

普通にディナーを食べてる

 

 

 

 

【July 24】 

M家のベッドにいるロミオ

 

【July 27】 

怪我がひどくなってる

 

【August 6】 

匂いを嗅いでいるロミオが気になるブロンソン

 

家の中に入ってきたロミオ

 

水を飲むロミオ

 

初めてなのに落ち着いてる

 

ロミオとミンティの最期の対面

 

家を出る前のロミオ

 

捕獲器に入っているロミオ

 

ロミオ さようなら

 

Thank you for loving him キラキラ