ミンティ 聞いて 
 
二日前に大阪で地震が発生してね 大変なんだって
 
M:  地震って何?
 
地震が何か?  え、、、えーーーと 地球の地盤が動くこと? 自分で調べてくれるかな アセアセ
 
でね アメブロで知ったんだけど 迷子になっちゃった動物が多いんだって
 
M:  それはひどいね
 
情報がまとめられてたから 読んでみたんだけど 悲しくなるね
 
M:  みんながおウチに帰れるといいね
 
うん 私もそう思う
 
 
チューリップ
 
チューリップ
 
チューリップ
 
題名のMIAは 『Missing in action = 行方不明』の略語です
 
迷子の状態を MISSING  または LOST といいます
 
今回は Missing catの実談話を書きます
 
いずれ書こうと思っていたのですが なぜ今かというと 
 
もし ペットが迷子になっても 絶望しないで 希望を持ち続けるのが大事だと 伝えたいからです
 
もちろん Easier said than done (言うは易く行うは難し)ですが
 
警告: ものすっごく長くなっちゃいましたハッ
 
 
チューリップ
 
 
1
迷子になったペット: ペッパーレチェ
いつ: 2003年ぐらい
どこで: シドニー空港のターマック
どれだけの期間: 4-5時間 夜7時から12時
どこで見つかった: 駐機場の倉庫の中
どうやって見つかった: 探し回って
 
当時 メルボルンから親の住むゴールドコーストに行くには Qantas航空の シドニー経由の便しかありませんでした
この頃から猫同伴の帰省をしていましたが 規制条項がかなり緩かったです (今は厳しい)
かなり大きめのクレートに 2匹とも入れていました
数回 行き来をしていましたが、一度アクシデントがあったのです
 
いつものように シドニー空港で トランジットの便が出発するのを 待っていました
ボーディングのアナウンスメントが流れ、さあーーっと腰をあげた時 私の名前が呼ばれたので サービスデスクに行きました
この時点で 猫のことだろうとは わかっていました
 
『猫の入ったクレートが 移動中に落ちて壊れ 中の猫が逃げた』
 
ガーン
 
言うまでもないですが これを告げられた私はヒステリックになりました
 
『大丈夫 探しておくから。 前もあったんだけど 一週間で見つかったから安心して。 さあ、みんなを待たしてるから 早く乗って』
 
もちろん乗りませんでした!
 
一緒に探させろと言い張り (セキュリティがどうのこうのと渋られた) 蛍光作業着をはおって、 他の2人のスタッフと一緒にTarmacに降りていきました
 
周りはまっくらで 滑走路もあるし 飛行機や運搬車だらけだし ゴーゴー轟音ばっかりだし 見つかるかどうかかなり疑問でした
 
このとき助かったのが 一緒に探してくれていた一人の女性が 【猫の探しかた】をわかっていたことです
猫は 怖いとすぐに どこかに隠れます。 普通に目にみえる所だけを探しても 絶対に見つからないかもしれません
 
彼女と一緒に あらゆる物の下・後ろを かがみながら見てまわり、いずれ倉庫みたいなところに着きました
 
その後 分担して探し続けていたら 彼女が来て 
 
『顔の真ん中に白いフラッシュ(閃光みたいなマーク)があるのって あなたの猫?』
 
と聞き、大きな物置に 連れていかれました
 
レチェは、物置の後ろにハマってました
 
今も その時のシーンがパッと目の前に浮かびます
もしかしたら 怖さにバッと飛び込んだけど 出れなくなっていたかもしれないです
でも レチェの性格なら 数日でもそこから動かなかったかもしれません
 
物置を少し動かして、とりあえず一匹確保!
 
ペッパーは その少し後に 好奇心に負けて(?) 隠れ場所から出て 歩いている所を見つけました ニコニコ
 
最終便だったので 空港の近くのモーテルに泊まり、翌日のフライトでゴールドコーストに行きました
 
今は 一匹ずつのクレートで ドアがちゃんとロックされて開かないほか プラスチックコードかワイヤーで2箇所 止めています
 
 
 
2
迷子になったペット: レチェ
いつ: 2014年9月
どこで: 家の庭から
どれだけの期間: 日間
どこで見つかった: 後ろの道にある家の前庭
どうやって見つかった: 電柱柱に貼ったチラシ
 
まだペッパーが生きていた時です ミンティはいない とうか 生まれてない)
これは 100%私のせいで起きたことなので 話すのが少し辛いです
 
日曜日の朝 隣の道に住んでる友人グレニスの家に 一時間ほど寄りました
 
この時 ゲートを開けたままでした
 
二匹とも ゲートが開いていても 絶対にどこにもいかなかったからです
 
帰ってきて 庭にペッパーしかいないのに気づきましたが レチェはきっと家の中にいるんだと思いました
 
夕方になっても エサの催促に来ないので焦り始め、家の中にもいないことが わかりました
 
多分 家の外の道を通っていた 犬か子供に驚いて 思わず逃げたのかと思います
 
グレニスに連絡をして 名前を呼びながら一緒に探索を始めましたが 見つかりませんでした
 
一度も外に出たことのないレチェなので もしも迷子になっていたら 帰り方がわかるわけがないと 絶望しました
 
翌日 会社でポスターを パワーポイントで作成、100枚ほど印刷し その夜に グレニスと 彼女のパートナーのニックと一緒に 近所に配布しました
 
日中に SNSにポストをし、シェルター、動物病院、Councilに電話をして 迷子の猫がいないか問い合わせました
 
ポスターは 私の家のあるブロックの家の郵便受けの中と 全軒のドアマットの下に 見えやすいように挟みました
 
なぜなら、私もそうですが 郵便受けを毎日チェックするとは 限らないからです
 
同じことがSNSにも言えて、必ずしも近所の人が利用してるか分かりません
 
その前にドアーノッキングして 在宅なら 「迷子の猫を探している 見かけたらここに連絡して」 とポスターを手渡しました
 
家のある道の郵便受けには ポスターを、その両隣の道の家など広範囲に渡って 電柱には全てポスターを張りました (ステープルガンがいいです)
 
雨が少し降った後は 貼ってあるポスターを取り替えたりしました
 
水曜日のお昼すぎに 携帯が鳴りました
 
『レチェだと思われる猫が庭にいるよ』
 
隣の道に住んでいる人からの連絡を受け 車を飛ばして駆け付けたら
 
『あ、あの猫? どっか行っちゃったよ』
 
 
真顔  取り乱しそうになりましたが とにかくその周辺を探し始めたら か細い声が、、、
 
『ミー』
 
レチェ!!
 
見つかりました。 私の家の後ろの庭にある植木の中に隠れていました キラキラ
 
レチェがいない三日間 ペッパーは食欲不振で 行動も少しおかしかったです
 
ペッパーはこの一か月後に亡くなったのですが この件が彼の死を早めたんじゃないかと 思わずにはいれません)
 
その見つけた人によると 庭に猫がいるーっと 特に気に留めなかったのだけど 家の外にある電柱のポスターがあって その写真の猫に似てる?とピンと来たそうです
 
猫って 見かけても 誰かの飼い猫が遊びに来てるだけだと普通は思うから 本当に見つけにくいと思います
 
犬は すぐに通報されるのですが 犬
 
 
 
3
迷子になったペット: ルイス (グレニスの飼い猫)
いつ: 2017年10月
どこで: 家の庭から
どれだけの期間: 2週間
どこで見つかった: 家から5kmほど離れた場所
どうやって見つかった: 探索中に見つけた
 
グレニスは 去年の9月はじめに 故郷でもあるアデレードに移住しました
 
引っ越してから2週間後 キャットドアを取り付けたその夜に ルイスが行方不明になりました
 
レチェの時のように 土地勘が皆無の状態なので メルボルンではローミングに慣れているルイスも 帰れなくなったみたいです
 
グレニスニックは毎日数回 時には徒歩で 時には車で探しに行きました
 
一週間が過ぎたころから どれだけ探しても見つからないばかりか 目撃談もまったく無いことに失念したグレニスは 探しに行かなくなりましたが ニックは探し続けてました
 
2週間後 チラシをもっと遠くまで配布しようと思って 車で徘徊している時 運よくニックが見つけたおかげで ルイスは帰宅できました キラキラ
 
ちょっと面白いのが ペタルというもう一匹の飼い猫が ルイスのいない間 今までみたことのないぐらい 幸せ一杯だったことですてへぺろ
 
ルイスが帰った途端 今までの不機嫌な女王様に戻ったそうです
 
 
 
4
迷子になったペット: ボブ (隣のM家の飼い猫)
いつ: 2017年
どこで: 家の庭から
どれだけの期間: 11日
どこで見つかった: 
どうやって見つかった: 自分で帰ってきた。
 
ボブはもともとローミング好きの男の子で 数日帰らないことはあったけど これだけ長期間になったことはありませんでした
ポスターを家の周りに貼ったぐらいでしたが 探しに何度も行きました
結局 ある日ひょっこり 少しケガをして帰ってきました
何があったかはミステリー
これ以来は ボブはあまり遠くに行かなくなったそうです
 
5
迷子になったペット:エリーナ (SNSで迷子情報を出していた人の猫)
いつ: 2014年
どこで: 2階のアパートのバルコニーから壁を伝って下から外へ出た
どれだけの期間: 2週間
どこで見つかった: めっちゃ離れた遠い場所
どうやって見つかった: 誰かが見つけてくれた
 
レチェが行方不明になった時に 同じく迷子になっていた子です
SNSで見かけて 応援のメッセージを送ったり 近辺を歩いてエリーナを探してました
飼い主さんは 学校の先生で 生徒が中心に SNSの拡散がすごく広がっていました
例えば フェースブックの迷子情報サイトにアップしてるのですが コメント欄に 何度も“Bump”と書き込むことで その情報がページの上に来るようになります (Bumpは動かす・突き上げる)
そうしないと 次々に増える情報に埋もれてしまうからです
 
アパートの下にはスーパーマーケットがあって バルコニーから出たあとは エリーナは近くで何回も目撃されていたのですが 結局誰も迷子の子だとは 知らないので 機会をことごとくミスってしまいました
しかも 後から入る目撃情報によると メイン通りを渡っていたり 昨日はXで見かけているのに 今日は正反対の場所で見かけられてる、とか不安が募る一方だったみたいです
結局 SNSでポスターを見た人から連絡が入り、無事に保護できました
バルコニーには網戸を足して 逃げれないようにしたそうです
 
 
チューリップ
 
猫によって迷子になった後の行動範囲が かなり違いますね。
 
レチェみたいなビビり魔は 結局近くにずっと潜んでいて 呼んでも応答できないほど 緊張していたと思われますが ルイスエリーナは かなり家から離れた場所にいってます。

空港でいきなり外に放り出された2匹も、まず最初に目に入ったカバーされた場所に 逃げ込んだようです。
 
SNS拡散、ポスター配布、探索と どれも効果があったと思います。
 
ただSNSは必ずしも近所のみんなが使ってはいないので ポスターか探索が影響力あると思います あしあと
 
ペットが行方不明の時は 普通に時間は過ぎているし 通常の行動はとってはいるけど 時が止まったかのように思えます。
 
冗談を言ったりして笑っていても 笑っているのが別人かのように、笑ってることに罪悪感も感じます。
 
社交をする気がなくなり とにかく いなくなる前の状態を切望し 不安とパラノイアでいっぱいになります。
 
この時に助けになったのが 一緒にポスター貼りや 探索を手伝ってくれるマンパワーです。
 
迷子の時のポスターはこれです 下矢印
 
 
  • 報酬 : いくらかはハッキリ書きませんでしたが あると記しています (結果的に$200渡しました、多すぎるとは言われたけど連絡をくれたお礼として多いとは思わず)
  • 「あなたのガレージや庭に隠れてるかもしれない」とチェックを求める
  • 身体的な特徴
  • 迷子になった場所 
  • 連絡先
配布したチラシの裏には 写真をもう少し印刷しました
 
 
 
 
長いのに読んでくださって ありがとうございました。
 
今 迷子になっているペットが なるべく早く 愛する家に、家族のもとに戻れることを願います。
 
また、地震に影響を受けた方々も 一日でも早く 平常な生活に戻れることを願います。
 
 
Nothing is worth a thing, unless your loved ones are safe and well 星
(愛する人・ペットが安全で元気であること以外に 価値のあるものはない)
 
 

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