以前何度か書いたことがあるが、更科源蔵さんという作家が好きだ。
アイヌ文化の研究家にして、詩人であり作家である。
僕は最初に「北海道の旅」という本に出会い、北海道に魅せられ、その後「原野」や「熊牛原野」などの本を読んだ。
北海道の厳しい自然と人の温もり、そして辛く悲しい体験がストレートに綴られていてどれもとても惹かれる本である。
そんな中、ブログにペタを貼っていただいたことがきっかけで「自然写真家・小林義明 」さんというブログを見させていただいた。
小林義明さんは、僕の好きな熊牛原野(更科源蔵さんが生まれ育った場所)に住み、釧路湿原などの自然を撮っているプロのカメラマンであることが分かった。
大好きな釧路湿原の写真集も制作されていたので、すぐに写真集をお願いして送っていただいた。
これがその写真集『いのちの景色』である。
とても素晴らしい写真の数々である。
本当は写真を掲載したいのであるが、さすがにNGだと思うので止めておく。
僕の大好きなシラルトロ湖も写っている。
山の写真もある。
阿寒の山をバックにオオハクチョウが飛ぶ写真などは、山好きにはたまらない写真であろう。
シラルトロ湖は周囲7.5kmの海跡湖で、更科源蔵さんの本にもたびたび登場する。
更科さんがサケの密漁の監視人をやった時に、アイヌの人とさまざまな人間模様、駆け引きがあった舞台である。
初めてシラルトロ湖を目にした時は本当に感動した。
大自然以外何もないように見えるのであるが、北海道を開拓した人たちの歴史、アイヌの人の生活、喜び、悲しみ、侘びさび、趣、気品、すべてがある気がした。
自分で書いていてもなんだかよく意味がわからないが、そんか気がした。
それからシラルトロ湖には真冬を含めて何度も行っている。
だからシラルトロという文字を見るだけで嬉しくなる。
本当に良い写真集を送っていただいた。
大事にしたい。



