前三ツ頭は三角点の設置された、ここを目指して来る人もいる2364mのピークである。


テルモスのポッと加入道山!

本来ならば眺望は良いはずだがこの日は天気が悪く、南アルプスはすっぽりと雲に覆われている。

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三ツ頭(2580m)までは登ろうと思えば登れたと思うが、天気が回復する見込みはなかったので行かなかった。
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練習のため、登山道ではないところをロープを出して下ったが、すぐに登山道に戻ってしまったので、今度は登山道を完全に背にして谷に向かって下って行った。
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雪はサラサラのパウダーで、膝上くらいのラッセルが続く。
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谷に下りていくので斜度はあるが、基本的には樹林帯なので雪崩の心配はない。


これがめちゃくちゃ楽しかった。


ところどころ腰近くになるラッセルだったが、下りなので全然楽である。(下りはラッセルとは言わないのかな?)

これが登りなら、塩見岳の再現で地獄のような辛さであっただろうが。(笑)


時々鹿の足跡と思われるものと、だんご三兄弟のようなフンがあるだけで人の形跡がまったくないところをどんどん下る。

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登山道をどんなに外れても最終的には八ヶ岳横断道路に出るはずなので不安もない。


途中でまたロープワークの練習をしたりして充実した「下り」になった。

でもそろそろ深い雪に疲れ、飽きてもきたので、登山道に戻ることにする。


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東向きにトラバースするような形で進み、登山道を見つけた。


雪がチラつきはじめてきた。

上の方はずっと雪雲に覆われていたのでずっと前から降っていたと思うが、いよいよ僕らがいるところにも追いついてきた。



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しかしゴールはもう目の前。

車の屋根が見え、充実した山行も無事終った。


時間的に余裕があったので、温泉にゆっくり浸かることができた。

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サンダルとテヌグイは何かに取り憑かれたようにサウナと水風呂に繰り返し入っている。

温泉も良い湯であるが、なんといってもパンチがあるのは水風呂である。

水風呂は屋外の露天風呂の脇にあるので、外気にさらされこの世のものとは思えないほど冷たい。

僕も一度入ったが、冷たすぎて痛いのである。一瞬で悲鳴を上げた。

サンダルとテヌグイは、キョウレツーと言いながら何度も入っていたが、何か願掛けでもやっていたのだろうか。(笑)


権現岳は甘くなかった。

朝、ギボシを従えたその双耳峰の姿を見せてくれたが、いつか再挑戦したいと思う。

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