山に関連する本を見つけると、大抵読みたくなる。
紀行文、エッセイ、小説も好きだし、ガイドブックだって面白い。
読書の秋なので、今まで読んだ中で面白かったものを紹介したい。
④ 『垂直の記憶』
山と渓谷社 著者:山野井 泰史
自らのクライミングを振り返った初めての自伝的記録である。山野井泰史は、ヒマラヤの難峰ギャチュン・カンに単独登頂後、下降中嵐につかまり、妻・妙子とともに決死の脱出を試みて奇跡的に生還した。すさまじい登攀への思いと日常生活も著わした物語でもある。
読んでいて息が詰まった。
その後この本を書いているのだから当然生きているのだが、確実に死んだと思った。逆に何故生き延びられるのだろうと。
しかしこれは決して人間の強さではなく、山野井さんの強さなのである。
そのストイックさ、生き方がものすごくカッコいい。
奥さまの妙子さんもものすごくカッコいい。
いつも講演を探しているが、なかなか実施してくれないのが残念である。
