ギターベースのカテマスでメタル命なのは知ってたけど

「ビートルズ?あれはポップスでロックじゃない」なんて嘯く輩がいてさ。

いや、なんか猛烈に腹たっちゃって。

好きじゃなくていいし聴かなくてもいいけども

何も知らないのにシッタカはやめろや!ってね。


60年代のロック黎明期はそのままカウンターカルチャーが確固たる地位を築いた時代であって、

ビートルズはそのアイコンとして存在したという歴史的事実。

カウンターカルチャーって何?ってところを掘り下げようか。

カウンターってのはいわゆる後の先、先制攻撃に対してカウンター入った!みたいなこと。

カルチャー、文化に対するカウンター。

カウンターの文化、対抗文化と日本語で訳されるものだ。

今、文化といったら若者文化をイメージするよね?

昔はそんなもんは無かったってこと。

カウンターがそのまま主流になっちゃったのが現在。

大人の文化しかなかったわけ。

音楽でいえばクラシックか民謡か、みたいな。

まあ大人しめのポップスもあったよ。一応ね。

全部、レコード会社が仕切って歌手を用意して作詞家作曲家先生に依頼して曲作ってもらって

バックの演奏者も手配して社員のプロデューサーが制作したレコードを販売網に流すと。

それが以前の文化。常識。

それ以外は想像すら出来ない世の中で、

「いやこんなことも出来るし、音楽は自由なものだよね」って対抗してきたのがロックなわけ。

まさに反逆の精神でしょ。

ロックは歪みだけじゃないのよ。ヘビメタさん


ビートルズも中期以降はサイケデリックに傾いたわけだが、

そのサイケデリックとは何か?

LSDの服用で体験した精神変容を音楽で表現するものだよ。

イケナイオクスリをやっちゃう前提なんだねーロックだねー

普通は発禁だよね?

でもさ、天下のビートルズ様がお作りになったレコードを売りたくない企業なんて無いからね。

資本主義バンザイ。金の暴力で大人を黙らせたビートルズかっけー

何?ポップスって?禁忌を踏み越えてんのにポップスってさあ、ヘビメタさんよ。


アメリカではベトナム戦争真っ最中。

リアルに若者に赤紙が来たらドナドナされてブートキャンプからの前線送りコース。

反戦運動ってのはポーズでもなんでもなく命かかった抵抗だったわけだよ。

ラブ&ピースって言葉は今思うよりずっと重たいんだよ。肝に銘じとけ、ヘビメタさんよ。