今宵も、数あるブログの中から、当ブログをお選び下さって、あーりがとうございます。

前回ほぼ自分の思い出話みたいになってしまったので今回は簡単に内容などに触れつつ。




還暦近くなったhideも見てみたかった。
そんな事ファンなら誰だって思う事だろうけど、どんな風に世の中に寄り添い、どんな風に悪態をつきつつ、どんな風に僕らを引っ張っていってくれたんだろう。
とにかく、hideがいなくなった事で日本の音楽シーンの世界進出は10年は遅れたと思う。
逆に言えばhideがいてくれたらもっと早くから世界に打って出る日本人は増えたんじゃないかな。



















たられば言っても仕方ないし、hideのせいとかにする気はサラサラないけど彼を好きな人達と同じ、単純にいなくなってほしくなかった。

hideを映像で見るだけで何故か心が癒されるんだよね。
もちろんファンだからってのもあるけど、人の持つ雰囲気、オーラってあるじゃない?
怖い、近寄り難い、明るい、切ない、等。

僕はhideから癒しと安心感をもらっていたと思う。
他にも沢山の感覚や気持ちももらってるに決まってるんだけど。
「あーずっと見ていたいなこの人。」って、「この人の続きが見たいなー。」って思う人物なんだよね。
アニキ…いや、アニキってよりは「お兄ちゃん」かな。
人によってhideから受けた印象は違うだろうけど僕はそんな感じ。











公に見せていた顔も、関係者に見せていた顔も、肉親だけに見せていた顔も、全てを知れるわけがないし僕が知っているhideなんてhideの極々一部でしかないけど、それでもこの作品を見た事によって少しでもhideの事を知れた事が嬉しい。


















でも実は僕ドキュメンタリーってちょっと苦手ですぐ飽きちゃうんですよ。
この作品を見る時も正直に言えば飛ばし飛ばしでhideのいるシーンだけ見るつもりだった(不謹慎でごめんなさい)。

でも最初の方の関係者の話をちょっと見るだけのつもりで見たらそれもめちゃめちゃ大切で、気付けばエンディングロールまで前のめりになっている自分がいた。
ドキュメンタリーの面でも作品としても面白かったんだと思う。


hideというでっかいお兄ちゃんに隠れているけど、周りの人達もやっぱり凄い人達で、YOSHIKIやPATAはもちろん、INAをはじめとするSpread Beaverの面々や多くのミュージシャンの方だけでなくスタイリストさんや写真家さんや海外のエンジニアさんに至るまでできる限りのコメントを集めていて、皆さん本気で(そりゃ当たり前)hideとぶつかりあって来た人達なんだなぁと言葉の節々から感じていた。



















オープニングとエンディングにあの人のコメントを持ってくるのが監督もhideの事をわかってる人なんだなと思ったし、僕が自分でも一番びっくりしたのはPATA。
昔から冷静に周りを見渡している感じの人で自ら目立とうとはしない感じだったけど、ここに来てめちゃくちゃかっこいい事に気付いたw

hideが人を魅了するカリスマギタリストならPATAは与えられた仕事を黙々と完璧に全うする職人ギタリストだと今さら気付いたんですよ。
hideの影に隠れていたというのが一番しっくりくる人だけど、その存在は間違いなくhideやXを支えてきた人なんだと。
ファンからしたら本当に今さら!?って事かもしれないけど、自分が歳を取ったからこそ気付けた部分ではあると思う。



















この作品はある意味レクイエムのような、hideの功績を讃え、ファンや関係者の想いを昇華させる為の作品だったんじゃないかと思った。

僕らはどこまでいってもhideを忘れる事はできないし、いつだってどこかにhideの陰を探してしまうし、hideみたいな人に(なんならhideに)なりたいけれどなれない事に絶望するし。
永遠の憧れなんだなきっと。

はい、答えが出ました。
hideは永遠の憧れであり僕は永遠のにわか!これが僕ですw


INAの涙、DIEとCHIROLYNのJa,zooLIVEの時の感覚の話、KIYOSHIの言葉、これは見られてよかったしいつまでも忘れる事がないと思う。





















普段は見た作品に点数をつけるんだけど、これは無理。
点数がどうこうの作品ではない。

今このタイミングが自分にとってのこの作品を見るべきベストタイミングだったんだと思う。

自然に死ぬまでありのまま生きようと強く感じた。

今ならいくらでも書けちゃうからブログが終われないので特に印象深かったKIYOSHIのコメントで締めたいと思いますw




「(hideがいなくてもLIVEをやって)今思えばちょっと無謀だなって思うし。でもやって良かったって今でも思うし、やらないと終われなかったし。で、結局やったけど終われなかったからねw終われてないしまだ。まだ続きの中にいるんですよ、僕らはきっと。」