これはむかーしに見た事があって、もう一度見たいと思っていた作品。

主役がマット・デイモンだと思っていた。
マーク・ウォールバーグが主役だけど実際よく間違われるらしい。



初見は確かまだ上京する前だったはず。
なのでおよそ15〜18年前くらいに見たのかな?

その頃は(今もだけど)メジャー映画よりもB級の方が好きで、有名作品じゃないものばかり見てた気がする。
リトルヴォイスとかビーンストークとかUターンとかうんぬんかんぬん。









何をもってB級というのかは知らん。
そんなに知ってる人がいなくてドメジャーな役者が出てない映画の事かな?

でもロックスターにはめっちゃ有名なプロミュージシャンは参加しているなぁ。
ザック・ワイルドとか僕でも名前知ってるわ。













パッとストーリー説明します。


人気バンド「スティールドラゴン」の熱狂的なファンであるクリス。
その熱狂ぶりは普段着から何から知りうる限りのスティールドラゴンの知識で自分の生活全てをボーカルのボビーと同じにするくらい。
もちろんバンドもやっていてスティールドラゴンの完コピバンド。メンバーにもそれぞれのスティールドラゴンメンバーと同じにするように強要。
メンバーの不満が募り、クリスはバンドを脱退させられる。


そんなある時スティールドラゴンのLiveを最前列で見ていて、一緒に歌ってボビーよりも長いブレスを見せつけ(本人にそんなつもりはない)、後々スティールドラゴンからボビーの代わりにボーカルとして参加してくれと依頼が来る。






と、そんな感じ。
憧れたロックスターに自分がなっちゃうというなんだか凄いのかギャグなのかわからない感じの流れ。












まず、そういう事ももしかしたらあるのかもな〜と思った。
この映画での表現は極端だけど、芸能のスカウトってそういう事ですしね。




次に思ったのは要らなくなればお払い箱というのがめちゃめちゃ怖いと思った。
前ボーカルのボビーは辞める気なんかなかったのにクリスの出現により強制的に脱退させられる。












ん?この流れ、クリスのバンド脱退に似てますよね〜。
って事は…。











最初はスティールドラゴンに加入した事を素直に喜ぶクリス。
しかし自分のマネージャー兼恋人だったエミリーとは徐々に疎遠になり、最終的に距離を置く事になる。












そしてある時、自分の作った曲をスティールドラゴンメンバーに披露しようとしたが「曲は俺たちが作る、お前はそれを歌うだけでいい」と言われ、何か違和感を感じ始める。













その後、Live中に自分よりもブレスが長い(歌唱力が高い)ファンを発見、そいつをステージ上に上げて歌わせて自分はステージを降りる。
そしてスティールドラゴン脱退を表明。
















自分のやりたい事はここではできない、やはり昔のバンド仲間と何かをやりたいと思い最後はまたやり直すクリス達。
エミリーとも復縁してのハッピーエンド。














おおよその流れを書きましたけど、まぁ贅沢な話ですよね。
まず才能があるからっていきなり大スターになれた事。
そして何か違うからと何事もなく脱退して昔のバンド仲間とやり直せる。
彼女とも復縁できたし。










超贅沢じゃんw



なんか面白かったイメージがあったので今回久しぶりに見たわけですが…やっぱりなんか面白いんですよね〜。








クリスがまだスティールドラゴンに入る前にスティールドラゴンのファン同士で喧嘩になるんシーンがある。
現実にもあるじゃないですか、同じバンドやグループのファンなのに自分の方が愛が強い!みたいな人達の小競り合い。

この見てて滑稽な感じがリアルで凄く良いんですよねw











全然面白さが伝わってないと思うんですが、それは僕の文章全般的にそうなので良しとして下さい、これが僕なんですw











しかしよくよく考えたら有名人も出てるのねこれ。
エミリー役はジェニファー・アニストン(元ブラピの嫁)だし、スティールドラゴンのマネージャー役はティモシー・スポール(ハリポタの敵側のネズミみたいなやつ)だし、製作総指揮にジョージ・クルーニーが参加してるし。












この作品は急激な成功が必ずしも幸せには繋がらないというテーマだと受け止めました。
この映画はまた10年後くらいに見てみるかな。








★★★★★★☆☆☆☆             6.3/10





やっぱり僕はラップやヒップホップよりもロックが好きなんだな〜と思いました。
昔に比べたらラップもカッコいいと思えるようになりましたけどね。