引用元:東京 27日 ロイター
財務省が27日に発表した4月貿易統計速報によると、対世界の輸出額(原数値)は前年比40.4%増の5兆8897億円となり、5カ月連続で増加した。3月に比べ増勢は鈍化したが、アジア・中国向けがけん引し、高い伸びが続いた。
世界経済の落ち込みに伴い前年同月の輸出額が減少したことによる反動もあり、引き続き高い伸びを記録。比較可能なデータのある1980年以降で5番目の高い伸びだった。季節調整済み前月比は2.3%増となり、2カ月連続で増加した。米国向け輸出は前年比34.5%増となり、3月(同29.5%増)から加速。EU(欧州連合)向けは前年比19.8%増となり、3月(同26.7%増)から減速した。アジア向けは前年比45.3%増、中国向けは同41.4%増とともに高い伸びを続けたが、今年に入り最も低い伸びだった。
品目別では、自動車、自動車の部分品、半導体等電子部品が輸出の増加に寄与した。
輸入は前年比24.2%増となり、3月(同20.6%増)から加速した。原粗油、非鉄金属、液化天然ガスなどが輸入の増加に寄与した。
輸入原油単価は前年比57.5%上昇の4万6421円/キロリットル、ドルベースでは前年比68.3%上昇の79.7ドル/バレル。
財務省幹部は輸出入の動向について、回復基調は変わらないと述べた。
輸出の伸びが輸入を上回ったことから、貿易収支は7423億円の黒字となった。黒字は13カ月連続。リーマン・ショック後では3番目の黒字幅となった。前年比は1415.2%増。ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、貿易黒字の予測中央値は前年比1347.9%増の7093億円だった。
(ロイター日本語ニュース 武田晃子)
☆コメント
年明けから、輸出が回復している感じがあります。