アメリカン航空AA60便で、テキサス州ダラスまで約11時間。JALとのコードシェア便だったが、CAはかなりベテランのアメリカ人ばかりでがっかり。映画「シムソンズ」と、ユダヤ人の少年の成人式みたいな行事についての2本を観たあとに、横になって寝てたらもう到着だった。
そこでただの乗換えにもかかわらず、アメリカ入国審査。両人差し指の指紋と顔写真を取られて、無事に突破。ここと、荷物検査に1時間以上かかった。日本でもかつては外国人登録の際に指紋の押捺・提出が義務付けられていたことがあった。現在のアメリカ社会にとっては安全上の理由により仕方がないことかもしれないが、実際にやってみるととても屈辱的だ。
そして、やっとカナダのバンクーバーへ向かうためのAA281便の搭乗口へ。おれのはスタンバイチケットと言う、出発前に空きがあれば乗れるチケットだったので席の確認に行くと、ビジネスクラスにアップグレードしてもらえた。
さっきの飛行機でも空港でもなぜか中国人に中国語で話しかけられる。「わからない」と僅かに知っている中国語で答えると、どんどん話始める。「(あなたの中国語が)聞き取れません」と本気でおれを中国人と勘違いしているのだろうか?
こっちに到着する便が遅れたので、出発も30分ほど送れた。今度は約4時間のフライト。機体が小さく、ビジネスシートと言ってもそれほど立派ではなかったが、食事のサービスはよかった。ローストナッツとアイスクリームが美味かった。
いよいよ、カナダが近づいてきた。到着は現地時間で9時頃。地上には小さな光がいっぱい集まってキラキラ輝いていてとてもきれいだ。おれは空から見るジオラマのような町の景色を眺めるのが一番好きだ。
入管では現在の所持金と仕事の有無、主な滞在都市と今夜の宿を訊かれ、ワーキングホリデー許可のレターを見せて、問題なく1年の滞在許可のスタンプをもらった。
そして、空港に迎えに来てくれたアンドレアが探し出したシェアハウスに向かい、約2ヵ月ぶりの再会をカナダビールで乾杯した。