霧雨 | ☆

霧雨

ろくに音もしない霧雨の中、雨に打たれながら街灯の周りの白い靄を眺めていました


吸っていた煙草は思ったほど濡れず、髪も思ったほど濡れず、

ただ4月にしては冷たい空気が煙草の煙と吐く息で一層白く見えました


自分の掲げた理想に辿りつく事はないとわかりつつ

後ろを見る事ばかりで前に広がる道を自分で狭め

ずっと最初の一歩を踏み出す事すらできないでいるのだと思っていました


それでも


時間は勝手に流れ、通りすぎて遠くに見える頃になって初めて

目標だった物が通過点だった事に気がつきました


My life goes around never stops like a Merry-Go-Round