鳥羽・伊勢の旅
どうも遊木です。
今年からブログの月2回更新というルールが変更したので、ちょっとお久しぶりです。
暑い日が続いていましたが、拙宅がある地域、昨日は前日の気温から-16℃だったらしいです。
絵にかいたような三寒四温。
体調崩すわ。
さて、今回の記事は、先月行ってきた伊勢旅行のざっくり紀行です。
2023年の「RW伊勢鈍行の旅」以来、二度目の伊勢!
~伊勢旅行~
■1日目
今回は母との2人旅なので、激安往復20時間などという力技は使いません。
超久しぶりの新幹線で優雅に向かいます。
朝食は、駅弁の鱒寿司!
これから伊勢に向かうのに……とか関係ありません。
鱒寿司はいつどこで食っても美味いんや。
富士山を横目に、まずは名古屋に向かいます。
鈍行の旅では名古屋まで6時間半かかりましたが、今回はなんと2時間弱。
早ぇえー!
名古屋からは近鉄に乗り換えます。
ちなみに、四日市のあたりは晴れ+雪という、それも狐の嫁入り?的な天気でした。
気温に怯えつつ、無事に鳥羽駅到着。
雪は降ってなかった!
良い天気!
鈍行の旅ではお伊勢参りがメインだったので、宿泊場所も伊勢市駅側でしたが、今回は鳥羽水族館がメインなので、拠点も鳥羽です。(あれ、じゃあこれ鳥羽旅行か?)
荷物を駅のロッカーに置いたら、若干駅回りを散策して、いざ鳥羽水族館へ!
開園と同時に、とはいきませんが、午前中のうちに入館できました。
母は初めての鳥羽水に大興奮。
私は2回目でも大興奮。
ちなみに悠長に行動しているのは、もう一日あるからです。
最初から1日日と2日目、両日鳥羽水族館の予定で組んでいるのだ。
隅から隅まで見るのに、どっちにしろ一日じゃ足りんからね!
さて、親子揃ってラッコ狂いなので、まずはメイちゃんキラちゃんに挨拶します。
ラ゛ッゴがぁわ゛いいいいいいぃぃい!!!
いやー……それにしても水槽前、すんごい人だった。
以前来た時も、「お食事タイムまで15分あるのに人多いなぁ~」とか言ってましたが、もうそんなレベルじゃない。
お食事タイムであろうがなかろうが、ずっと人がいる状態です。
ちなみにお食事タイムは、水槽に40分前に来ても、後ろのスロープにギリ空きがあるぐらいでした。
余談ですが、今月からラッコの観覧ルールが変ったようですね。
水槽前10人1分交代になったようで、個人的にはそっちの方が良いと思いました。
2023年のときは、大きなカメラを持った大人が最前列で並んでおり、「これじゃ小さい子見れないじゃん」とか思っていたのですが、今回は右端に子供用スペースが出来ていました。
ただ、このスペースも小さいお子さん用なので、年齢以上の子供や、単純に背の低い方がラッコを見る手段が限られており、「う~ん」と感じていたので。
今回の旅はギリ新ルール導入前だったので、人がわんさかでした。
遠目+型が古いスマホ+極限ズームのせいで写真の質は悪いですが、私の目には焼き付いているので無問題。
ラ゛ッゴがぁわ゛いいいいいいぃぃい!!!
ラッコに挨拶が済んだら、取りあえず館内を一通り見て回ります。
相変わらずぬ~んと泳ぐ癒し要素満載のマナティー
以前にはなかったスナドリネコ専用エリア
ずっとご飯食べてて泳ぐ気配が全くないジュゴンのセレナ
何故かガラス越しに鼻を押し付けて横泳ぎするバイカルアザラシ
どの子も可愛かったですが、特に印象的だったのはスナメリです。
すごく人懐っこいというか、こちらをしっかり認識している様子で、手を振ると覗きに来るんですよ。
前回は、スナメリ同士で遊んでいることはあっても、人間にここまで反応するイメージはなかったのですが。
覗きに来るし、じっと見てくるし……うっ…可愛い……。
この日は他に、アザラシショーと海獣の王国のお食事タイム(中から)を見ました。
閉館後、駅近の宿に向かいチェックイン。
■2日目
昨日に引き続き、鳥羽水族館です。
昨日は全体を満遍なく見たので、今日はじっくり見たい場所を、嘗め回すように見ます。
ラッコを見たり、ようやく元気に動き回るビーバーを見れたり、海獣王国のお食事タイム(外から)でトドのドアップを見たり、ラッコを見たり、地下の展示エリアを見たり(これは2023年に見た覚えがない)、お土産コーナーを物色したり、ラッコを見たり……2日目も充実のラインナップ。
やはり水族館には二日間必要だった。
あっと言う間に一日が終わってしまって、気付いたら閉館時間です。
本当に楽しかった……また行きたい…すぐ行きたい。
しかしラッコ人気は凄まじいですね。
かつては八景島にもラッコのユータンがおり、年パスをフル活用して一日中水槽前に張り付いていたものです。
当時から人気はあったものの、水槽前が常にパンパンなんてことはなく、お食事タイム以外は誰もいないなんてこともザラでした。
SNSの普及や国内の個体数が減ったのも関係しているでしょうが、この10年弱でラッコ界隈にいったい何が起きたのか……。
「ラッコが可愛いことに気付いた」なんて聞いた暁には、迷惑古参民の顔してドヤりますよ。
「なにを今更」と。
↑これは母のガンレフで撮影した写真です。
表情最高過ぎかよ。
そういえば退館後、海沿いを歩いていたら駅近くに足湯を見つけました。
このときはめっちゃ寒かったせいでお湯が冷めてたし、当然入っている人もいませんでしたが、季節によっては良い感じの休憩スポットになりそうですね。
■3日目
さて、ここからはお伊勢参りのターンです。
鈍行の旅では一日で外宮、内宮、おはらい町、猿田彦神社に行きましたが、今回はもう少し丁寧に回ります。
まずは始発で二見浦へ。
風情溢れる二見浦の街を抜け、向かうは二見興玉神社。
お伊勢参りの正式参拝は、本来ここから始まるそうです。
海に浮かぶ夫婦岩が有名で、ご祭神に猿田彦大神を祀っています。
蛙が神の使いとされ、「無事にかえる、お金がかえる」などの縁起の良さから、境内には多数の蛙が。(ヒエッ←蛙苦手)
さて、次は外宮に向かうわけですが、電車の時間まで二見浦の街を散策。
丁度「おひなさまめぐりin二見」が開催されていて、街中の様々な店や施設でお雛様が展示されており、自由に見られるようになっていました。
早朝ということもあり見学できる場所は限られていましたが、開店前なのに中のお雛様を見せてくれたり、どのような由来があるのか丁寧に説明してくれたり、とても温かい対応をして頂きました。
行政施設では沢山のお雛様が展示されており、一般的なものから変わり種まで、とても興味深かったです。
ということで、予定外のイベントを楽しんだ後は伊勢市駅へ。
ひとまず朝食ということで、伊勢せきやで御饌の朝かゆを頂きました。
御饌(みけ)とは、日本の神社や神棚に供える供物のことで、ざっくり言うと神様の食事です。
大層な名前のかゆですが、御膳の運ばれ方、御膳の説明、そして内容、それらを把握する頃にはみんなこう思います。
「な……なんだか神聖な気持ちになる!」と。
朝食に丁度良い食材とお味で、伊勢に行くことがあったらまたお邪魔したいと思いました。
ちなみにですが、この伊勢せきやさん。
何を隠そう鈍行の旅で、我らが朝食をとる予定でありながら空振りし、その後、朝食場所探しに延々と周囲を彷徨うことになったきっかけの店でもあります。
詳しくは「RW伊勢鈍行の旅」のエッセイ漫画、2日目をご覧あれ。
2日目担当:米原
美味しい朝食を頂いた後は、外宮へ。
参拝中は天気も良く、前回は時間の都合上入れなかったせんぐう館も合わせて、ゆっくり観覧することが出来ました。
せんぐう館の中は基本的に撮影禁止なので写真はありませんが、伊勢神宮を代表する行事、式年遷宮についてとても詳しい解説展示があります。
建築などの大きいものから、小物類までどのように作り変えられるか、匠の技が丁寧に説明されているので、モノ作りに興味がある方にもお勧めです。
↑ここのエリアだけ撮影できます。
この日は外宮観覧の後、駅前で夕飯を頂き、一度鳥羽に戻りました。
■4日目
例によって夜明けとともに起床。
この旅の間、めちゃめちゃ健康的なサイクルで生きてたな……。
早朝にチェックアウトし、再び伊勢市駅へ。
天気は生憎の曇り空でしたが、最後まで堪能します。
ということで、伊勢市駅から直接内宮へ……と言いたいところですが、まずは猿田彦神社です。
前回は最後に行ってしまいましたが、順番的には内宮前に行くらしい。
二見興玉神社と猿田彦神社に祀られている猿田彦大神は、物事を良い方に導いてくれる“みちひらき”の神であり、日本書紀や古事記にもその記述があります。
猿田彦神社と伊勢神宮の繋がりは、ざっくりいうと、猿田彦大神の子孫が倭姫命(第11代垂仁天皇の第四皇女)のお出かけの際に、猿田彦大神が神聖な場所として開拓した五十鈴川、宇治の地を勧め、そこに皇大神宮が造営された、というもの。
ということで、しっかり参拝してきました。
猿田彦神社をぐるりと回ったあとは、人のいないおはらい町、おかげ横丁という、観光客からしたらレアな景色を写真に納めつつ、内宮へ向かいます。
しかし、ほとんどの店が開いていない中、すでに開店していた赤福本店は流石。
ということで、いざ内宮へ。
この季節だと、朝、正面の鳥居のほぼ真上に太陽が昇るので、これは流石に「晴れてればなぁ!」と思いました。
伊勢神宮は緑が非常に多く、夏でも清涼とした空気が流れていそうですが、個人的には空気がキンと冷たい季節の参拝を勧めたいです。
痛いほど冷たい空気、冷たい五十鈴川の水、そして深い緑、この組み合わせが、禊をしている気分になってすごく良いんですよ。
私が正宮を参ったのは朝の9時ごろですが、この時間だと団体観光客もいないので、ゆったりとした気持ちのまま回ることが出来ます。
お勧め。
内宮を参拝した後は、帰りの時間までおはらい町、おかげ横丁を堪能。
旅の最後に、赤福、松坂牛、伊勢うどん、手捏ね寿司など定番のグルメを美味しく頂きました。
以上です。
かなり充実した旅でしたが、まだまだ見られなかった場所が沢山あります。
特に博物館、美術館系は何も見られなかったので、次はそちらに行ってみたい。
あと、次の式年遷宮が8年後にあるので、その後にも行ってみたいですね。
鳥羽水はいつでも行きたい。
癒しと刺激が良い感じのバランスで組まれた良質な旅でした。
旅は良いね!
aki