映画『ホーンテッドマンション』(2023年版)を見て来ました。
9月が殆ど夏日の気温となり全然散歩が捗らず怒りに震えている米原です。観念して一刻も早く秋になって欲しい。
先日、ずっと楽しみにしていた映画『ホーンテッドマンション』を見て来ました。ディズニーの人気アトラクションを映画化。今月公開したばかりなのでまだしばらくは上映していると思いますので良かったら是非。
『ホーンテッドマンション』の映画化は今回で2作目。ウィル・スミス主演の1作目を子どもの頃に見たことがある人もいるかと思います。1作目が今年でちょうど20年前と知ってひっくり返った。もうそんな前なんだ…。
1作目の『ホーンテッドマンション』は子どもでも見やすいようコメディの要素が多く、ファミリー向け映画という面が強い印象だったので、今回もその系統だと思い軽い気持ちで見に行きました。
で、蓋を開けてみたら「全体的にすごく良い塩梅だったな…。」というのが個人の感想です。や、普通に良い映画作品になっていてで驚きました。
というのも、1作目では実際のアトラクションの設定はほぼ生かされず、映画という媒体に合わせたオリジナル脚本でした。当時アトラクションが好きな子ども時代の私も「なんか思ってたのと違ったな…。」という感想でしたね。
そして今回の2作目。
ディズニーで子どももターゲットに入れるとなるとホラーコメディは外せない要素ですが、掛け合いは海外ドラマでよく見る皮肉や言い回し程度だった印象だったのでわざとらしさは感じず、むしろ馴染むくらいの程度になっていました。
まず、しっかりアトラクションの設定を生かしていたのがオタク的にもニッコリ。そこに映画オリジナルの設定や補完の設定の追加してかなりバランスの良い世界観になっていたのが好印象でした。
あと、アトラクションで見たところだー!というシーンがとても多かった。かなり意識的にアトラクションと同じものを取り入れようという意欲を感じたのも良かった。これが見たかったんだよー!
後は、大切な人を失った悲しみに対する描写や演出が丁寧にされていて、コメディだけどそこは茶化さず向き合ってくれてる雰囲気も好感が持てました。
1作目で子ども時代の「なんか思ってたのと違ったな…。」という感想を、今作で見事に払拭して貰えた!という嬉しさがありました。子ども時代の私に20年後に良い感じで映画化されるよ!と教えてあげたい気持ちです。前作もアレはアレで好きなんですけどね!
一時期ホラー映画ばかり見てた時があったので若干感覚が麻痺してますが、ホラーしてるシーンはちゃんと怖かったと思います。はい。
舞台セットと映像もすごい良い感じ~今のCG技術でやるとこうなるのか~すご~い、という方向の感動に傾いてしまってたので、怖さについてはあまり考えてなかったなと感想まとめてる時に思いました。
怖さについては再度鑑賞して確認したいと思ってるので、はやくD+でも見れるようにならないかなぁ~と待っております。
あと個人的には「ニューオーリンズの近くの屋敷が呪われている」という映画オリジナルの舞台設定が好きでした。
その土地では葬式に歌や音楽で賑やかに死者を送り出すという文化がホラーコメディと相性が良かったことと、この舞台設定との親和性のおかげでポリコレの押し付け感が大分緩和されバランスを取ってくれていたかなと。
ホーンテッドマンションの設定はかなりしっかり作られてるのですが、どこに建てられた屋敷なのか?という情報は明記されてないっぽいので、世界各国どこでも(どこのリゾートでも)ホーンテッドマンションがある可能性がある、という意味で上手い設定だなぁ~と感心しました。
元の設定にもニューオーリンズは出てくるのでそこから今回の世界を広げたのかな、というのも面白かったです。
おもいがけず子どもの頃の気持ちを払拭して貰える映画体験となりました。やぁ~、ありがとうございました。
ディズニー100周年記念の企画や映画作品もまだまたこれからなので色々楽しみです。それではまた次回。来月こそ散歩頑張るぞ。今年があと2ヶ月とかは考えない。
noz